恋愛弱者の男くん

先日自分の高校までの恋愛遍歴についての記事を投稿した。
そこから先の恋愛遍歴について話すと特定される可能性があるので深くは言及しないがそれに沿った話をしようと思う。

恥ずかしながら自分は最近まで彼女ができた事がなかった。
所謂彼女いない歴=年齢で25歳まで彼女がいなかった。四半世紀いなかったわけだ。そりゃあ気分が落ちて彼女いらないと思った事もあったが、彼女欲しいとずっと思ってたし努力もしてきたつもりだ。でも実らなかったことの方が殆ど。努力と研究が結びつかないのが恋愛。国語以上に答えがない、恋愛が一番難しい課題だと思っていた。25になって彼女ができたことがないなんて側から見たら何か難があるからではないか、ヤバい奴なのではと思われるから事故物件扱いされることを危惧していた。本当に結婚なんてできるのか?それ以前の問題すぎると思っていた。上手くいかないからアイドルに走り、疑似恋愛のようなものを望んだりもした。当時は疑似恋愛とは思っていなかったが今思うとそうだった。

中高は男子校だったのでとち狂った人しか彼女はいなかった。自分のクラスの人は真面目な人が多かったのでほぼ誰も恋愛していないからスタートラインは一緒だった。でも僕は気づかないうちに出遅れていて、最後方からの出だしだった。
大学生になると周りの人には彼女ができた人、童貞を卒業した人が殆どだった。それも1年生、2年生で。それが普通だと思う。だが僕は普通路線には入れず違う意味でとち狂ってたのかもしれない。理系で周りに異性がいなかったのでは?と思うのかもしれないが、自分はゴリゴリの文系で学科のクラスは2:8で女子の方が圧倒的に多いし、部活(今思うと一番無駄な時間だった)も3:7で女子の方が圧倒的に多かったので本当に言い訳ができない。
ただ一つ言い訳させていただけるのなら、1年生、2年生の途中までめちゃくちゃ太っていたし、2年から学科のクラスの活動は全く無かったし、3年からゼミが始まったがコロナでほぼ集まれなかったし、4年もゼミが数回しかなかったから仲良くなれなかった。勿論コロナで部活も殆どできなかったし、4年の途中で辞めたので新しい出会いという出会いもあまりなかったのだ。

ここからは撃沈ストーリーを聞いていただこうか。
大学一年の時に部活で好きになった人がいた。しかし振られた。部活内の人を好きになってしまったので噂は広まるしそこから部活の人を好きになるのが怖くなっていった。でも向こう数年その人のことが忘れられず、ずっと好きでいた。告白して後半年間話せなかった。
その後はコロナ禍になって出会いが減ったのでマッチングアプリを始めた。そこから2、3年辞めては再開、辞めては再開を繰り返していた。何人かは数回デートして告白まで行った人もいた。でも全部断られた。今思うと形式的に告白したのであって本当に心から「好き」ではなかったのかもしれない。

恋愛において自信を持つことは大事、自信のある男がモテると言われるが僕に言わせてみりゃあ自信なんてものは「付き合う」という成功体験を獲得しないと自信なんて身につかない。異性から好かれるという経験がないのだから「こんな自分なんて愛されるのかな…」と自信なんて身につくはずがない。そう思うのは僕が根がネガティヴだからなのだろうか。だから僕にとって0→1が一番難しいと思う。

社会人になると実家を出た。そうなると自由な時間が増えるし、もしかしたら出会いが増えるのかもしれないと思った。出会いがあればいいなーと思い近所のバーに行くようになった。Ed Sheeranの”Shape of You”の歌詞に
”The club isn't the best place to find a lover
So the bar is where I go”
(恋人を見つけるのにクラブはベストじゃないからバーへ行く)
という歌詞があるが、この曲を聴いた時にだからバーへ行ったんだと自分で納得したので今はそういう理由にしている。
そのバーでも自分の恋愛事情を話した。そうすると同情してくれる人もいたしちょっとしたサポートをしてくれた人もいた。ある日、自分では気づかないのだがモテない要素があるみたいでモテてきた経験豊富なおじさまたちに「だから彼女できないんだよ」と言われることがあった。すると隣にいた女性に「全然モテないように見えない」、「あんな言葉気にしなくていい」と僕に言ってくれた。
そして約2ヶ月後僕とその女性は付き合うことになった。会った時にちゃんと自分の意見を僕に伝えてくれたところに惹かれていた。彼女も僕のことを好きになってくれて本当に運がよかったし嬉しかった。

僕はスタートで出遅れた。でも直線向いたときに後方にいてもそこからごぼう抜きして差し切って幸せというゴールを一着で入線すればいい、ドウデュースのような脚質でいいと思っている。今とこれからの時期は府中の直線と同じ。でも人生はその直線の途中で障害だったり坂がある。決して平坦ではない。でも今の彼女がいれば乗り越えられる自信がある。何人も彼女を作っている人より幸せになれる。


全然投稿のネタが浮かばなかったのに前回の記事投稿した途端閃いた。不思議ですな。

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