答えはいつも自分の中にあるけれど。
2021年夏、私は人生の岐路となる1つの質問と出会いました。
■キャリアを考えさせられた質問
私はITコンサル企業に新卒入社から5年間勤めています。
就活当時、誰かが喜んでくれるように何かをする時間が好き→人の喜びとなる仕事がしたい→私にとっての喜びは「成長」→人の成長・課題解決に繋がる仕事がしたい、という考えを持っていました。
現職は、働いている先輩方を見るとそれを全力でできそうで、なおかつ教育制度も整っているとの事で入社を決めました。
入社後のギャップというものはなく、むしろ「お客様のためにここまでするのか」と驚く毎日で、自分自身も大幅に成長したし、お客様のために働けている瞬間が好きでした。
2021年の夏、もっと仕事を上手く回すためにはどうしたら良いかと考え、色々な意見を聞くためにマネージャー陣にアンケートを取るようになりました。
その答えの中で、こんな質問をしてくれる先輩がいたんです。
私はこの質問で提示された2つの選択肢のうち、どちらにも心が踊りませんでした。
私は今後、この会社で何を得られるのだろうか。自分でも他の選択肢を考えてみたのですが、正直心が踊る選択肢が浮かびませんでした。
人間関係も良好、仕事内容も誇りを持てる。けれど自分を突き動かす喜びとなる「成長」が欠けている事に気付いてしまったんです。
※今後もITスキルや障害対応力は身につくと思えたのですが、私がこの会社に求めた「成長」はそういう部分ではなく、顧客第一の姿勢や顧客に寄り添う姿勢などの人間力だったため、心が踊らなかったのだと思います。
■POSIWILLとの出会い
現職への未来への期待が落ちたからとて、こんなに良い人ばかりが集まり、仕事内容はノンストレスで楽しめるのに給料もそこそこ良く、休みも好きな時に取れて休日は仕事の事を一切考えなくても良い会社なんて他にもあるとはなかなか思えず、転職に踏み切るには及びませんでした。
そんな中、私は会社の職場ローテーションの流れに乗って別部署に8ヶ月、期間限定で異動するようになりました。
そのタイミングで元の部署の上司と話す機会があったので、素直に今の自分の気持ちを伝えました。(転職するのに別の部署でお世話になるのは申し訳ないかもと思ったため…)
すると上司からは、
と提案され、それもそうかと納得し、私は別部署に行くようになりました。
しかし、この部署が何とも肌に合わず。。。元の部署が自分に合っていたんだなと感じる日々が続きました。
新しい仕事だから最初は合わないのは当たり前では?と思う方もいるかもしれませんが、仕事内容だけではなく方針決定の進み方や情報共有の粒度や深度、とにかく風土が合いませんでした。
私はここで少し、転職を意識するようになります。
意識し出すと普段見ていたものの見方が変わるのは不思議なもので笑、Twitterでフォローしていた方の会社名が急に気になるようになったのですが、その1つがPOSIWILLでした。
私と似た価値観の発信をされている方が多いけどどんな会社なんだろうとコーポレートサイトを見たところ、とっても心躍る事業をされている会社でした。
転職エージェントのようにヒアリングを元に仕事紹介をするのではなく、その人の人生(過去)と向き合ってその人の人生(未来)を一緒に考えるスタイル。
これは面白そう!と思って、入社したいと思ったのがPOSIWILLとの出会いでした。
しかし、土日の休みと夜の仕事がない事を重視している私にはライフワークバランスを考えるとどうしても合わない、と思って断念。
ただ、無料でカウンセリングを受けられるとあったので、無料なら…と思い笑、申し込むようになりました。
こうして私は、POSIWILLの方々にお世話になる事になりました。
■無料カウンセリングでの気付き
無料カウンセリングでも事前にお電話でこちらの要望をきちんと聞いてくださり、ヒアリングをした上でカウンセラーを選んでくださいました。
私は転職すると決めきれてもいない状況でしたが、カウンセラーの方はそんな状態でも真摯に向き合ってくださり、丁寧にヒアリングをしてくださいました。
会話の中で私は、自分の中に「すべき」と「したい」が混じってしまっている事により未来が見えなくなっている事に気付かされました。そして、その区別が自分でも分かっていない事にも。
その原因は、昔怒った母に言われた「あんたなんか要らない」という言葉でした。
これはカウンセリング前から自分の認識としてあったし、何度も何度も乗り越えようとして乗り越えられなかった「しこり」でした。
この事をカウンセラーに打ち明けたところ、
とはっきりとした確信を持ってお伝えいただけました。
認識していても何年も消えなかったこの痛みから解放されるなら。そう思って、私はトレーニングに進むようになりました。
■トレーニング前の好対応
カウンセリングの時と同様、事前にどのような方が良いかをかなり細かくヒアリングしてくださり、トレーナーをご提案いただきました。
実は、一人目にご紹介いただいたトレーナーの方は、SNSの発信やコーポレートサイトのインタビュー記事を見る中で直感的に「私には合わないかも」という不安が少しだけありました。
あれだけヒアリングして選んでくださった方ではあったので、素直に気持ちを伝えつつ選考理由をお聞きしたところ、丁寧な回答とは別にもう一人の方のご提案もしてくださいました。
二人目にご紹介いただいたトレーナーの方には不安や違和感はなかったのですが、お二方とも会った事もなければ私の勝手な偏見かもしれないので、プロの判断に委ねようと、お二方への率直な意見と最終判断は委ねたい旨をお伝えしました。
結果、二人目にご紹介いただいたトレーナー、山下優紀乃さんにトレーナーをご担当いただく事となりました。
■トレーニングを通じての変化
トレーニングは、事前ワークを元に面談内で深掘りをしていただく形式×5回という形式でした。
元々「自己分析が趣味」というほど、自分と向き合う事は好きだったのですが、自己分析には限界がある事も認識していました。
自己分析は自分の次元の観点でしか分析ができないからです。だからこそ、プロ(幅広さと的確さと専門性)の観点で分析していただける事に期待をしていました。
山下さんは、私の話を深掘りして分解して正確に理解した上で、ロジカルに組み立てて繋がりを見つけてくださるスタイルで進めてくださり、私的にはとてもヒットするスタイルでした。
それはまるで、私の話の中に散らばるパズルのピースの特徴を的確に捉え、完成図のないパズルを組み立てていく感覚というか。(お洒落に言ってみたかっただけ笑)
また、頭の中が整理されただけではなく、私の人生にとって大きな言葉もありました。
私は何事も理論や法則に当てはめて考えてしまいがちなのですが、インナーチャイルドという考え方を知ってからは「過去は痛み=マイナスなものである」と信じ込んでいました。
けれど、過去と向き合う私に山下さんは、
と声をかけてくれました。
確かに痛みを伴う過去ではあるけれど、それゆえに私を突き動かすパワーにもなっていると心のどこかで思っていた事を肯定していただけた感覚でした。
あ、それでも良いのか。とその瞬間に認識が変わりました。
もしかしたら、ありふれた言葉だったのかもしれません。
しかし、山下さんが私と一緒に私の過去と未来と向き合ってくださったのが伝わっていたからこそ、その言葉に重みがあり、受け入れられたのではないかなとも思います。
■最後に
答えは自分の中にある。過去も未来も、答えは誰かに与えられるものではなく自分の中から探し出すものだと私は確信しています。
けれど、自分という存在は自分には近すぎてよく見えなくなってしまう時があります。悩んでいる時は尚更。
そんな時、紙に書き出して客観視するのも一つの方法ですが、それでは自分の視座や視点だけとなり足りない事もあります。
だからこそ、誰かに話す事で考えを整理してまとめてもらうのは有益です。
それも、友達のような自分と同じ目線の人ではなく、より高く広い視座と視点を持ったその道のプロである人を頼る時、効果は最大限に発揮されます。
POSIWILLには、そんなカウンセラーやトレーナーが集まっていると感じます。スキルやノウハウはもちろん、真摯に向き合ってくださる姿勢も何よりも心強いです。
私は今回、自分の過去を乗り越え、かつ未来に進む道の計画も一緒に立てていただきました。
はっきりと転職を考えていなくても、どこかで自分の人生に悩みや不安があるのであれば、とても良い機会にはなると思います。
この記事が少しでも、POSIWILL CAREERが気になっている方の参考になれば幸いです(*..)
■参考
▽今回私がお世話になった山下優紀乃さんのTwitterです。
▽POSIWILL CAREERのトップページです。