小学校低学年のこどもが毎朝自発的に宿題をして、簡単な計算が速くなった話(子育ての工夫 その1)
はじめに
小学生の子供を持つ親として、日々生活していると子供の教育に関して色々と悩みや課題が起きる。例えば、朝学校に行きたがらない、とか、宿題をやってない、忘れ物をする、等はもちろんだし、友達はNintendo Switchを持ってるから自分も欲しい、とか、あの子はこれが得意、別の子はあれができる、のような様々なことだ。
他の子とわが子を比べない、というのは基本中の基本として気を使い、 子供に対しては「自分と他の子と比べない!昨日の自分と今日の自分を比べろ!」などと言い聞かせている。子供はすごいスピードで成長していくが、それでも一日一日の変化で見れば一歩進んで二歩下がる、みたい感じだ。
様々なことが起きる中、親目線から力を入れるべきと感じる所は、少しでも触れる時間や練習する時間を多くした方が良いだろう、ということで、
手を変え品を変え工夫をしながらなんとか前進してきている。
(実際にやったのはわが子であるが・・)
小学校低学年の夏休みに入り、やってよかった工夫と、やってみた結果(途中経過)について紹介したい。
どんな工夫をしているか
すでに前回の記事でも触れたのだが、毎日短時間で終えられる簡単な足し算を日課にすることを子供と決めた。いわゆる100マス計算なのだが、最初から大変!と思ってしまうと続かないので、100マスではなく30マスだ。
子供がずっと欲しがっていたNintendo Swichを夏休みの間に思い切りできるように7月中旬に買うことにしたのだが、小学校から出ている夏休みの宿題のほかに、簡単な計算 30マス計算 と キーボード練習 を日課としてやることを約束した。(キーボード練習については後日記事にしたい)
ポイントは、
・夏休みの宿題と日課は毎日やる
・1日のうち、いつやるかは自分で決める
・Nintendo Switchをやる前に宿題と日課を終わらせる
の3つ。
はじめてまだ10日だが、これはすごく良かった。
初日は6分30秒かかっていたが、僅か10日ほどで1/4の時間 約1分30秒で終わるようになった。これだけ短時間だと、大変という感じにならない。
更にもう一工夫として、時間と点数を記録するようにしている。
ゲーム性を持たせると学習効果が高い、との話をゲーミフィケーション協会理事の友人 Masaさん から聞いていたこともあり、やってみたら効果てきめん!
昨日までの自分との勝負のような感じでゲーム性がある。
前日より時間が短くなると、とにかく本人が喜んでいる。
10日やってみた効果は「素晴らしい」の一言
課題:単純な計算が遅い、間違う。この先算数に苦手意識が芽生えそう。
工夫1:計算練習を毎日やる(短時間でもよい)
工夫2:やらされ感をできるだけ持たせない
工夫3:やった実績と成長を可視化する
効果1:計算が早くなっている
効果2:自分から朝やるようになった
効果3:毎日机に向かう習慣がつきそう
計算が速くなった
10日くらいの練習だが、効果はてきめん!
グラフにすると成長の様子が分かりやすい。
青は点数。97点というのは30問中1問を間違えた、ということだ。
オレンジは30問の計算にかかった時間。2日目に一気に短くなり、その後はジリジリと時間が短くなってきている。
自分から朝やるようになった
Nintendo Switchを買ったばかり、しかも夏休みなだけに、わが子は思いっきりゲームをやるため朝起きて少しすると自分でやりはじめることが多い。 朝食を食べた後すぐにゲームを始めたいらしく、朝食前に終わらせたがる。
これは本当に素晴らしくて、言わないようにしてきた「宿題やったの?」とか「勉強しなさい」はもちろん、「宿題はいつやる予定?」とか聞かなくてよくなった。
夏休みにこの取り組みを始めてからはこれまでのような投げかけも不要となり、「もう終わったの!?」(驚)とか「もう終わってるから、今日は遊び放題だね!」という声かけになっている。心なしか子供も得意げだ。
いや~、本当にありがたい!
毎日机に向かう習慣がつきそう
まだ始めて10日ほどなので、習慣にまでなるかは不明だが、夏休み約40日を経たら習慣になりそうな気がする。
毎日、短時間で出来る計算なら、続けてくれるはず。期待したい。
今後について
しばらく続けてみて、その成長の様子はnoteでシェアしたいと思う。
足し算の速度がある程度天井にとどいたら、つぎは掛け算にシフトしたいと考えている。掛け算九九の練習がまだまだ不足しているので、わが子には九九もぜひ得意になってもらいたい。
(補足)
こどもの教育もさることながら、自分自身がこの30マス計算の問題作り自動化へのチャレンジをしたことで、週末プログラマーになれたかも?!いや、なれたはず!という自分の成長にもつながっていて、一粒で二度おいしい、という工夫のストーリーになった。これは素直に嬉しいし、続けたい。
このあたりは前回の投稿 ↓ で紹介しているので、ご興味ある方はぜひ!
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