見出し画像

気候変動対策フォーラム@つくば国際会議場


今回は2022年9月4日(日)に行われた「気候変動対策フォーラム」の講演会の内容を自分なりにまとめます。(※なお公演の動画は、国光あやの議員の公式サイトにアップされる予定です。)

小泉進次郎 元環境大臣より

【産油国もCO2ゼロへ】
はじめに、議員は、先進各国のCO2削減目標を紹介しました。
その中でも特に、産油国のサウジアラビアやUAEが、2030年までに二酸化炭素排出を0にする目標を掲げていることを強調されました。「化石燃料産出国が、将来世代のことを考えて脱炭素戦略を打ち出している」
石油を産出して売る国でさえも、地球温暖化対策のためには化石燃料を使わない人間の生活への取り組みへと舵を切らないといけない、危機意識があるそうです。

【EV・PHEV (電気自動車)】
次に、各国の電気自動車の普及率と、普及率の目標が紹介されました。

*画像は自筆メモの抜粋(左:%,右:年度)

海外では段々と普及が進んでいる様子。
しかし、「日本はまだまだ電気自動車の普及率が1%ほど。99%がガソリン車。」
日本は取り残されつつあると、警笛を鳴らしていました。また、「本当に変わらないといけないという国民からの声がないと、(政策から)変わらないため、伝え続けています。」と、切実な思いを口にしました。自民党内では、環境問題に対する公約を口にしても票にならないという意識が根強いようです。

最近の燃料費高騰については、

「政府が出している補助金がなければ ガソリン価格は200円/Lになってしまう。1ヶ月3000億円の予算を投じて、やっとガソリン価格を維持できる。そして、石炭・石油の化石燃料に、国は毎年10兆円から多いときで17兆円を支払っている。今年は円安で20兆円になるかもしれない。そうなると日本の消費税収に匹敵するほどです。」

「果たしてこれは持続可能なのだろうか?」

と訴えました。つまり、ガソリン車を使い続けることは、化石燃料を輸入し毎年のようにかなりの額の税金を費やすことになる。これは果たして、持続可能なのだろうか?と小泉議員は訴えました。

また、身近な例として、「(地球温暖化が進めば)今世紀中に砂浜の8割がなくなるかもしれない」と警笛を鳴らしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?