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2022/3/1 ウクライナ大使館へ献花に行きました。

昨年(2022)年3月1日、ウクライナ大使館(麻布)へ献花に行きました。

 塾講師で社会科を教えているせいか、戦争とか社会の動きに敏感だったから、この戦争が起こった時、ニュースに起こった時は、軽く「どうなっちゃうんだ」ってパニックだったし目を見張った。強国ロシアに、一ヶ月くらいで侵攻を許しちゃうんじゃないか?って気もした。

ニュースでは悲惨な現状が流れる。ウクライナにミサイルが落ちる様子がSNSで目の当たりにする。2021年に公開された映画「閃光のハサウェイ」で市街地が花火が散るように破壊される映像。それが、現実のSNSで当たり前のように拡散される。手元のスマートフォンにその様子が写しだされる。

現実なのか、それとも画面の向こうの映像というだけなのか。確かに起こっていることなのだろうけど、収集がつかなかった。だからといっていい。僕は戦争が同じ空の下確かに起こっているということを感じたくて、そして命が失われている現状に少しでも「早く戦争が終わるように」もうすでに亡くなっている兵士の方々と、国を守るために戦争に動員されているウクライナ国民に思いを寄せたくて、茨城から、六本木まで、行ったんだ。そう、嘘みたいなこの戦争が本当だと知りたくて行った、そうだったんだ。

2020年に高校の先輩と会ったとき、渋谷駅のホームで先輩の友人のウクライナ人とお話しする機会があり、一緒にシーシャバーに行った(私は、ノリ悪く吸わなかった。一緒に吸えばよかった)彼は、渋谷の某大手IT企業勤めで、この時ニュースでよく言われていた、「ウクライナ人はIT関係で日本に仕事しに来る人が多い、日本語を学ぶ人が一定数いる」と言っていた。
彼もその一人で、こっちにきて日本語で働いていた。流暢だった。「GACKTさんの東南アジアの邸宅に行って、筋トレ追い込まれたことある」って言っていた面白いウクライナ人の方だった。彼に「よかったら貸して」と言われた心理学の教科書はいまだに渡せていない。今どうしているのだろう。心だけでも寄せたい。

ウクライ人YouTuberの「サワヤン」を、戦争が起こる前から覗いていた。彼らは戦争が起こって、とても残念そうにしていた。従軍しに言って祖国を守りたいとも言っていた。

命を捨てにいくようなものだと思った。それでも彼にとっては大事な祖国。
行きたくもなると思った。

そういったウクライナ人とのエピソードが、直接的でも間接的にもあり、人ごととは思えなかった。

献花に際しては、入口に用意された献花台に花を置き、日本式に合掌して祈りました。「戦争が早く終わりますように」「悲しいことがこれ以上起こりませんように」自然と涙が出た。「こんなことごめんだ」、と思った。


六本木駅近くで購入した花。
六本木ヒルズで空を見上げる。同じ空の下なんだよな?

 

ウクライナ大使館は閑静な高級住宅街の一角にある
近隣の住居にはウクライナへのメッセージの旗を掲げる家も会った
この日は公用車とおそらく国家公務員の方がいた
左が玄関。献花台が前にある。入口は閉まっていた。


その晩のNHKニュース。献花した花が写っていた。少し誇らしかった。


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