【図解】怒りのメカニズムを知り、感情をコントロールする方法
よく人に「いつも心穏やかですね」と言われる。
確かにほとんど怒ったり、イライラすることが無く、穏やかなタイプなので周りからはそう見えるのだろう。
でも、実は社会人になる前は、よくイライラしていた。例えば、お釣りを用意してなくてレジでタラタラしていたり、電車で降りる人を待たずに乗ってくる人と遭遇すると舌打ちしていたくらい。関西で言うところの「いらち」ってやつだ。
ある日ふと「この怒りに割くエネルギー勿体ないなぁ、もっとポジティブなもののでエネルギー消費したい」と感じるようになり、どうすればイライラせずに過ごせるかを自分なりに考え、一つの結論にたどり着いた。
怒りのメカニズムを知る
ということ。たったこれだけ。
これを意識し、実践してからほとんど怒りという感情が出なくなり、心穏やかで平穏な日々を過ごすことができている。
最近、どうやったらイライラせずに済むのかと相談を受けることがあり、せっかくなので自分が心掛けたことを図解してみた。
怒りのメカニズムを知り、感情をコントロールする
怒りのほとんどは相手(=他人)への期待から生まれる。この期待と現実のギャップが大きいほど怒りのエネルギーも大きい。
目の前の他人の行動は、どういう感情からくるものか、どういう背景からくるものなのか、究極のところ分からない。自分以外のことはコントロールできないという大原則をまずは認識する必要がある。
この大原則があるにも関わらず、勝手に相手に期待するからギャップが生まれる。
だから、他人に期待することをやめてみる。
これだけで怒りの感情は生まれなくなる。
とはいえ、人は誰しも欲を持っている。
「こうなってほしい」という欲を消すことができないという場合は、他人を主体にするのではなく、自分を主体にしてみる。
たったこれだけで、感情の主体がすべて自分となり、自責となるため、自然とどうすればより良くなるかという解決策に思考が向くようになる。
それでも怒りが芽生えることもある。だって人間だもの。
そんな時は、怒っている自分を第三者視点で見てみると良い。感情的ににイラっとするのではなく「イラっとしている自分がいる」と認識するのだ。それだけで冷静な気持ちになってくる。自分を第三者で見るからこそ、怒りの理由を冷静に感じることができる。
ここまでをしばらくの間、意識して過ごせば、無意識のうちに実践できるようになり、気づけば心穏やかで平穏な日々が過ごせるようになる。
副作用的な効果も
この方法で自分は感情をコントロールすることができるようになったのだが、実は副作用的な効用もあった。
喜びや感動などのポジティブな感情も第三者視点で見ることが多くなるということ。「嬉しい!」よりも「喜んでいる自分がいる」と冷静に見てしまうことも多くなった。
ネガ感情だけでなく、ポジ感情も含めてさざ波のように安定するので、ホトケみたいだと茶化されることが多くなるかもしれないので、そこは悪しからず。
おまけ
キャンプファイヤーの家入さんもよく他人に対して期待することについてTwitterなどでコメントされている。
他のツイートや記事で、自分の感情を第三者として捉えることが多いとも話されていた。完全に同じだなぁと何だか嬉しくなり、より親近感が湧いたのを覚えている。
家入さんのツイートにある
「信じるが、期待せず」
うん、いい言葉ですね。