なるようになる
ショートトリップで出合った
お宿の女将さん
わたしはすぐに仲良くなってしまう
これは昔から変わらないこと
だけど新しく氣づいたことがあって
みんな話してくれるってこと
氣づいたらご飯が冷めてしまうぐらい
みんな手足をとめてそこにいてくれる
そしてその人の心のなかに光るものが
わかってしまうぐらい
みんなオープンに話してくれる
わたしはわたしでただここにいるだけなのに。
ずっと繊細な自分が嫌だと思っていたけれど
繊細だからこそわかることも
感じとることもあるし
受けとれることも多い
女将さんが
〝橋の上から飛び降りようかななんて思った日もあるのよ。だけど必ずそんなときに、あぁ、助かったと想えるヒトモノコトが前からくるのよ。あんまり考えすぎじゃダメよ。人生はなるようになる!そして今日が終われば明日がくる!〟
ってお話ししてくださる。
なにか人生の相談をした覚えもつもりもないのだけど
もしかすると
わたしがその言葉を求めていたから
女将さんは話してくれたのかもしれない。
女将さんも
スタッフさんも
温泉も
お部屋も
ご飯一品一品すべて
心がこもっていて氣もちがよかった
その目にみえる綺麗さとか
決められたうえでやらされてるものとかじゃなくて
あくまでも自然体のなかにある
美味しさ 美しさ 真心を感じるお宿だった。
そんな風に感じれるお宿は
大切な人と次は来たいなって思ってしまう。
言葉にしてそれを女将さんに伝えると
〝その時はお祝いさせてね〟
って言ってくれる。
本当は帰るつもりだった最終日に
会いたい人がいてお店まで会いに行く
1年ぶりの再会
前もって連絡はいれておいたのだけど
その方も私が今日くることを忘れてたぐらい
いっぱいいっぱいだったみたい。
繋がっている人は
どれだけ年月が開こうが
会ったときに安心するなにかがある
新しくなった
海のみえるカウンターで向き合って
この1年であったことを語り合う
わたしも
この旅最後にここに来た意味は
自分のなかでなんとなく分かっていた。
そして
わたしがこのタイミングで会いにきたことが
その方にとっても最高なタイミングだったみたい。
そんなもんなんよね。
必ず人生は必要なときに自然と巡り合える
どんどん語り合うなかで
わたしのなかで
どうしても突き抜けられなかった
ハートの氷が溶けていくのがわかる
そして目の前にいるその方も
再会したときの
表情とは別人のようにどんどん変わっていった
わたしはそれを見るのが好きなんだと思う
その人がその人らしく
輝きだしたときに
光るものや放つエネルギーを感じることが喜び
こっちゃん今日どうすんの?
泊まっていっていいよ〜
ご飯も余り物とかしかないけど食べていってね〜
そんなお言葉に甘えさせてもらい
美味しいご飯と美味しいワインと
寝る場所とお布団を用意してくれる。
早寝早起きなわたしが
夜中の1時半まで語りあう
とがめていたものがゆっくりと
だけど確実に開きはじめたのがわかった時間
翌朝みた海と空は澄んでいた
カモメがどこまでもゆっくりと飛んでいた
お礼になにもできないけれど
できることあればやらせてほしいと
お願いして
お店のお掃除をさせてもらう
ありがとう と想いながら床を磨く
こんなのしかないけど〜って
美味しい珈琲とパンを朝ごはんに出してくれる
いやいやもう十分すぎるぐらい
むしろ贅沢な朝ごはん
たまに山にこもりたくなるけれど
山に来ると
やっぱりわたしは海だな〜って戻れる
恩を返しても返しても
その倍以上になって
私の元へ返ってくる
それは1対1のやりとりだけじゃなくて
また次の人 またその次の人と巡る
無限に巡ってく
そして
あんなに大切にしていたのに
忘れかけてたこと
【感謝して生きること】
朝がきてわたしが今日生きてること
目があいてみえること
ひとつひとつのことが
あたりまえじゃないってこと
生かされているってこと
そんな当たり前そうにみえて
あたりまえじゃない奇跡にちゃんと
感謝して生きること
忘れてしまってもまた思い出せばいい。
そうしたら
人は助けてもらって支えてもらって
〝なんとかなる〟ものなのかもな。
その分わたしができるときはできることをして
手を差し伸べる心の余裕をもち続けたいな
ありがとう
愛と感謝をこめて
ありがとうございます🥰