「愛に乱暴」〜小説が乱暴
吉田修一著
映画版では江口のりこさんが妻役。
江口のりこさんが大好きで
映画を見る前に小説を読もうと思いました。
途中で、登場人物がみんな嫌なやつで
吐き気がして
読むのが嫌になりました。
夫の話をまともに聞かない、
話をはぐらかす妻、なんなんだ!
もちろん、先に不倫した夫に非があるんだけど
そもそも、妻側が、嘘ついて結婚したんだっていう
ことも徐々にわかってきて
一体この妻は何が欲しい?
家?世間体?
妻は手作り石鹸の講師で、
いわゆる"丁寧な暮らし方"をしているという、
SNSで
いいねをたくさんもらえそうな女性。
そういう女性を揶揄してる?
夫も夫。同じ過ち繰り返すだけの男。
離婚を申し出た後に
妻が買った一万円のカップをなじるとは。
百均でも買えるだろって、、
だったらその時言えよ!
それから、上っ面でいいこと言って
影で悪口言ってるしょーもないサラリーマンや
噂好きな親戚のおばちゃん。
嫁を馬鹿にしてる姑。
吉田修一好きだけど
なんかやりすぎてない?
ドラマ化映画化を目論んで
嫌な人間を描きすぎてない?
その方がおもしろくなるから?
イヤミスとか嫌な奴設定とか
最近、ちょっとしんどい。
ただ、ラストは希望がありました。