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個人通信”Simple Dreams”1363号

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個人通信"Simple Dreams"               1363号
2024.4.7
石川 晋
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今回は、4月1日(月)から4月7日(日)までの期間。

「あの夏のルカ」
大掃除
入学式
銀行でのトラブル
ナショナルジオグラフィック
原稿が書けない
新年度が始まる

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4月1日(月)から4月7日(日)までの期間

「あの夏のルカ」
大掃除
入学式
銀行でのトラブル
ナショナルジオグラフィック
原稿が書けない
新年度が始まる

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4月1日(月)晴れ
 朝はうららの部屋掃除を壮絶にやる。
 それから汽車で二人で旭川へ。
 途中の両側のまだ雪が残る畑地や田んぼにはコハクチョウがいっぱいだ。

これは今の家の前の風景。奥にコハクチョウがいるけど、見えないね

 イオンシネマ旭川では、「あの夏のルカ」吹替版を見る。2021年にアメリカでは公開。コロナで日本では公開できずディズニー+で配信されている作品なんだね。なんの予備知識もなく見にきたが、映画愛に満ちた作品だった。いろんな場面にさまざまな映画へのリスペクトが込められていて、胸が熱くなった。
 中でもジブリ。レースシーンの最後にみんなが広場に集まる場面は「千と千尋の神隠し」だ。至る所の活劇は、「ラピュタ」だ! そして何よりも全編を通して一番は、これは「崖の上のポニョ」。ポニョだよね!
 そして、そして・・・最後の素晴らしいラストは「銀河鉄道999」だよね!
 日本のアニメはこんなに丁寧に見られていて、こんなにリスペクトされているんだな。ジーンとしてしまった。美しいラストだった、ルカ。まあ、日本のアニメが映画史に埋め込まれているということだね。ある意味、日本の映画たちは、もうノスタルジーの対象なのかもしれないな。
 ラストシーンは、どうしても学校に行きたいと思っていたルカが学校に行けることになるシーン。知らないことを知りたい、もっと学びたい、そういうことへの渇望。そしてその渇望を癒すためにたくさんの人々が思いもお金も場所も時間も精一杯背伸びして差し出してあげなければいけなかった時代・・・。日本にもあったんだよな・・・学校に行くということがどれほど素晴らしいことであるかを思い出させてくれる。なんだか心を打たれてしまった、ぼくらは今や学校で、何をしでかしているんだろうか、こんなにたくさん学校に行きたくない子ども達を生み出して。

 帰ってきて、調べてみると、やっぱりこんな記事があった。

 帰りがけには、父の高齢者住宅に寄る。父はうららも一緒なので嬉しそうだった。プロテインは飲み続けているらしい。効果が出るといいのだが。父は極めてインテリジェンスの高い人だが、医療的対応に関しては、一貫して、現象主義的・感覚的だ。父を見ながら、「人ってそんなもんなのかいなあ」と思う。

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