19° giorno: 会社員、20日振りの白米
19日目。
買い置きの食材を片付けようと家での朝食にしたは良いものの、食べ過ぎるところからのスタートです。
いよいよ19日目、終わりも見えて来たミラノ生活。
午前中はお土産を買いにドゥオーモ方面へ向かいます。
普段の朝食と同じようなメニューを頼みましたが、さすが都心部、価格が普段の3倍程でした。
午後からは授業です。今日のテーマは「フォント」。
前半も扱われたテーマでしたが、こちらはより実践重視。授業内容は「フォントの特徴にフィーチャーしたポスターの制作」でした。
あるフォントの生まれた背景、特徴、形などからイメージを広げてグラフィックにまとめます。イメージはこのようなポスターです。
私の大好きな作業です。
しかし、楽しそう!と思ったのも束の間、先生の「今日はペアで制作してもらいます」の言葉に凍りつきます。
本日仲良しの友人は欠席。そしてクラスメートは年齢が離れていることもありまだ距離感が掴めていません。
困りましたが、ペアを組まねばならないのなら、話しやすい子と組みたいところ。比較的声をかけやすそうな子にお願いしてみると、彼女もペアに困っていたようで快諾してくれました。
そこからもう1人の女の子を加えて作業開始。アイデアを出し合いながら、存外に作業は着々と進んで行きます。
先生にレビューをもらいながら作業は無事終了。
話せる子も見つかって作業も進み、何だかんだ充実した1日となりました。
夜ご飯は、ナヴィッリ地区のMASU MASUへ。
初めての海外の日本食レストランです。
日本語を声に出すのもほぼ20日ぶり。
日本人の店員さんに話しかける時にも変に身構えてしまいました。
私は日本を立ってから20日間、和食を一切食べていません。イタリア料理に完全に順応して日々満喫しており、日本から持ってきたインスタント味噌汁とヒガシマルの出汁もここまで出番なしでした。
お米も出汁も醤油も恋しくならず何一つ不自由していないのですが、20日ぶりに食べた白米のあまりの美味しさに衝撃を受けました。
私はどうしてお米の味を20日間も忘れていたのでしょうか。
当たり前に享受しすぎていたこの美味しさをしかと心に刻み込むため、日本でも20日間の白米断ちを定期的にしようと思うほどでした。
お魚も日本で食べるのと同様の新鮮さでとても美味しかったです。帰国より一足先に日本食を味わった夜になりました。
その後店員さんの奥さん(イタリア人の方)とお話したのですが、私と同い年、さらに日本居住歴があり日本語も上手ということでいろんな話が弾む弾む。
英語、日本語、イタリア語を行き来しながらの会話が楽しくて3時間ほどお話した後、来週また会うことを約束してお別れしました。
沢山おしゃべりをするとお腹が空くもの。
UK在住の友人に「ヨーロッパのケバブ屋は美味しいから行ってみて」と言われた直後だったので、無意識に近くのケバブ屋へ。
正直完食できる自信はありましたが、私は食べるのが遅いため帰宅が心配になり半分はテイクアウト。
少しこの街の景色に溶け込めるような気がしながら、ピザの箱を持って帰路につきました。
それでは。
Sono felice di aver fatto nuova amica!
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