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312_AI時代の勉強革命!ChatGPT×高校生で実現する自走型学習
生成AIを活用して、知的好奇心を刺激してますか?
シンパクト和です。
今回は、ChatGPTと共創することで広がる新しい学びを考えてみましょう。
ChatGPTは無料版での使用を想定しています。
「勉強って、やらされてる感があってつまらない…」
そう思っているなら、それは学び方を知らないだけかもしれません。今は自分の興味に沿って自由に学べる時代です。学校の授業を超えて、ChatGPTやYouTubeを活用することで、もっと楽しく、もっと深く学ぶことができます。
一人一台端末の普及で、学校でも自宅でも生徒が自走しやすくなったと思います。スマホ禁止の高校はあっても?端末使用は許可されますからね。
なぜこの記事を書こうと思ったか
私は高校で数学を教えています。12月~1月にかけて、学校設定科目の数学の授業で、生徒たちにChatGPTを活用した学びを体験してもらいました。
授業中の活用
生徒たちは「こんなことができるの!?」と驚きながら、ChatGPTと対話をしながら学習を進めていました。たとえば微分の公式が分からないとき、ChatGPTにポイントを整理してもらい、さらに応用問題にも挑戦することで理解を深めていました。
「微分公式を高校生でもわかるように説明して」
![](https://assets.st-note.com/img/1739065149-3LSYksamedXJ8QhyR9fc6Cgz.png)
「どんなことに役立つの?」
![](https://assets.st-note.com/img/1739065089-b6PeQ3BdlCVNoYcyH7mGianA.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1739065123-V5DhRyxjnJvBNMHFmGk4id6I.png?width=1200)
その他にも、生徒たちの人生設計や架空の旅行記づくりなど、興味を引かれるテーマを自由にAIと共創してもらいました。生徒一人ひとりのやりたいことを聞き取り、「それならこういう使い方がいいかも」とアドバイスをする場合もあれば、まったく自由に進めてもらうことも。何よりも、生徒自身の興味・関心を軸に、自走型の学びを第一に考えました。
授業外での活用状況
ところが、授業後に「家でもChatGPTを使っている?」と尋ねると、多くの生徒が「うーん、授業の時だけかな…」と答えました。そこで感じたのは、「こうした便利なツールを授業だけで終わらせるのはもったいない」ということです。
この体験から、「授業中だけでなく、日常の学習にもChatGPTを活用し、自分から学ぶ力を身につけてほしい」というメッセージを高校生に強く伝えたくなりました。
もちろん、学校や環境によっては、もう新しい使い方を試している高校生もいるでしょう。40代の私が思いもしないような活用をしていれば、ぜひコメントで教えてください!
1. スマホ・個人用端末ひとつで「楽しく学べる」時代が到来!
勉強は「つまらないもの」ではありません。やり方を変えれば、知的好奇心を刺激する楽しい体験に変わります。
ChatGPTのよさ
24時間いつでも質問可能
わからないポイントをピンポイントで解説
実際のやり取りを通して理解を深める
自分のレベルやペースに合わせた学習ができる
「高校生でもわかるように」「偏差値~レベルで解説して」
YouTube動画のよさ
映像を使ったわかりやすい解説
さまざまな先生や講師の視点を学べる
自分の苦手部分だけを選んで視聴できる
好きなところで止めたり巻き戻したりしながら進められる
学校の授業は時間が限られていますが、こうしたツールを使えば自分のペースで、学びに熱中できます。
2. ChatGPTで数学をもっと身近に!
ChatGPTは、数学学習の「わからない」をその場で解決する強力なツールです。
実際の活用例(プロンプト付き)
「この数学の公式がよく分からない」 → ChatGPTに質問すれば、簡単な言葉で解説。
「テスト前に公式を整理したい」 → 重要なポイントを一覧で整理。
「問題の解き方を知りたい」 → ステップごとの解説を受けながら学習。
下記で紹介するプロンプトは、辞書機能などで登録しておくと便利。端末によってクリボーなどのクリップボードへの文章記録アプリがあるので、そちらを使うと更に便利です。
3.わからない問題の解決策:実践編(無料版想定)
注意:ChatGPTはウェブ版を使用。(スマホ、iPadなどでやる場合)
アプリ版では今回紹介の内容がうまくいかない点があります。私の場合、iPadでやってみて、アプリ版ではうまくいかない点があることに今日気づきました(^_^;)
今後、Web版ChatGPTをホーム画面に表示します。
ステップ1:
端末のカメラ機能で問題を撮影して画像添付。4oモデルを使用。
オススメプロンプト:
「画像を手動で読み取って文字起こしをして。
数式は数式として読み取って。説明や補足は不要。」
![](https://assets.st-note.com/img/1739067816-BPZaRCvFnSTxYyKk6udzILop.png?width=1200)
ステップ2:
新しいスレッドへコピペしてo3miniで解答生成。
o3mini はReasonボタンを押せば使用可能。
オススメプロンプト:
「高校生でもわかるように、解答して」
![](https://assets.st-note.com/img/1739068520-Mk3LsW0uAUNDvT6dxeQr5XPK.png?width=1200)
ステップ3(グラフ等必要な場合):
新しいスレッドへ、ステップ2の回答内容すべてをそのままコピペして4oモデルでグラフ生成。
オススメプロンプト:
「説明をわかりやすくするためのグラフや図を生成。フォントは添付ファイルで。」
![](https://assets.st-note.com/img/1739069175-YK5N3st0vkCOy7fMiPrGAcxS.png?width=1200)
補足
ステップ1で4oで読み取る理由:
o3mini では現状画像添付できないので、4o で画像データをChatGPTが理解できる形式にするため。
すぐに回答させず問題をコピーしてスレッドを変える理由:
問題の質とレベルによるが4oモデルでは誤答しやすいため。
o3miniの回答精度はかなり高い。私が試した範囲では誤答がない。
ステップ2で回答後、新しいスレッドにする理由:
o3mini では現状グラフ生成機能がないため。添付ファイルは、文字化けを防ぐため。
Googleフォントで好きなフォントデータを準備おくとよい。
4. 今すぐ試そう!ChatGPT活用ガイド
「ChatGPTを使いたいけど、どう始めたらいいのか分からない…」そんなあなたのために、基本的なステップを紹介します。
ChatGPTにアクセス
アカウントを作成し、チャット画面を開く。
最初の質問をしてみる
例: 「三平方の定理をわかりやすく教えて」
例: 「因数分解の苦手な問題を解くコツは?」
例:画像を添付して質問
回答を受け取ったら、追加質問
「もう少し詳しく」「具体例を増やして」などとリクエストし、掘り下げる。
自分なりにまとめる
ノートに要点を書き写す、理解が浅い部分を再度質問する。
この流れで「わかったつもり」を防ぎ、段階的に理解を深めるのがポイントです。
よくある失敗パターン
漠然と「わからない」と質問するだけ
具体的な箇所を指定すると、回答の精度が上がります。回答を鵜呑みにして終わり
最後は自分の頭で確かめてからまとめることが大事。
5. AI時代の学びをどう広げる?未来へのヒント
将来、大学に進学するにしても、就職をするにしても、「自分で調べ、考え、まとめる力」が求められます。生成AIはその手助けとして、ますます必要となります。
【他教科使用例:英語や社会への展開】
英語(Voiceモードでスピーキング練習)
ChatGPTの音声入力(Voiceモード)を使えば、リスニングとスピーキングを同時に練習できます。発音や文法のミスを指摘してもらいながら、より自然な英語を身につけられます。たとえば、英語の文章を声に出して読み、要約や発音の改善をフィードバックしてもらえば、ライティングとあわせてスピーキング・リスニング力も総合的にアップします。社会
歴史上の人物や出来事について、背景や因果関係を質問しながら深掘り。一次資料を探す手順を教えてもらうこともできるため、レポート作成や発表準備にも役立ちます。
まとめ:自走して学ぶ力を身につけよう!
勉強は「やらされるもの」ではなく、「自分で楽しんで学ぶもの」へと変えられます。
授業 × 自習 × AIツールで学びの幅を広げる
興味がある分野を深掘りする習慣をつくる
仲間同士で学び方を共有し合ったりして多角的な学びの視点を持つ
今こそ、「学び方」をアップデートしてみませんか?
あなたのChatGPT活用法もぜひ教えてください!
ChatGPTと共創した学習・教育スタイルをどんどん取り入れていきたい。
シンパクト和でした。
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