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209_「教育のフロンティア」:ビジネス思考で未来を切り開く教員とは
人生に感謝を。シンパクト和 です。
みなさんは、進化のスピードが急激なデジタル社会で「社会貢献できる教員とは」どんな教員とお考えでしょうか?
「社会貢献できる教員とは」を定義した上で、条件を満たす教員が増えていくための仕組みを考察します。
定義
社会貢献できる教員とは
・教科指導力と生徒指導力を持ち、ビジネススキルも兼ね備えている。
・一般企業で鍛えられたビジネスマンと同等のビジネス的思考力を持っている。
・デジタル社会で活躍できる人材を育てるために、自分も積極的に新しい学びを続けている。
・データベースの仕組みを理解してデータを蓄積することができ、Excel(BIツール)を使いこなしてデータ分析ができる。
・Word、PowerPointなどのPCツールを単なる清書ツールではなく、効率的に有効的に活用できる。
とします。
現状
教員3年目、5年目、10年目で有効な戦力になるような教員研修が行われていない。必修の教員研修は教科指導力の向上と生徒指導力の向上に力を注いでいる。その他、様々な教育課題について学ぶが、仕事に必要な思考フレームワークや業務処理能力などの組織人として必要な思考力とスキル習得は研修で重要視されていない。そのため、実施される業務が効果的になるためのアイディアがでにくい。PC活用能力が低い人材が多く、仕事の効率化が難しい。
主任、学年長は年数を長くやった教員が自分の経験をもとにチームを率いている場合が多い。中には職場経験以外に努力をしてビジネス的な感覚を持っている人もいるが、そういう人材は少ない。そのため、会議の進め方を全く知らず、メンバー全員の時間を無駄にする、有効なタスク設計ができないためメンバーの能力が十分に発揮されないなどの弊害がでる。また、PCを十分に活用できるスキルがない方多いため、メンバーの仕事のもととなる有効なデータ提供をできなかったり、チームの目的・目標を考えるための元となるデータ分析ができずに経験と感覚だけでチームを率いたりしている。
現在の必修の教員研修のメニューでは、一般企業で言うところの仕事ができる主任クラスは育ちにくい。先輩の仕事ぶりを見ている若手たちは、個人で努力しない限りは、社会貢献できる教員にはならない。教員研修で講師を務める教員は、ビジネス的能力が高いわけではなく、教科指導力や生徒指導力に優れている人物である。それでは社会で活躍できる人材を育てる教員の指導者として不十分である。そういう方たちに学んでも、業務について有効な新しい取り組みを考えついたり、業務を効率化できたりする人材は育ちにくい。
教育現場では非効率な仕事が何年も継続されていたり、取り組み効果の検証をできる人材がいなかったりしている。この根幹は、必修の教員研修の内容が時代に合わなくなってきているからではないか?
提案
必修の教員研修の半分はビジネス思考を学び、リーダーとしての素質を学び、PCスキルを学ぶなど、業務で戦力となる人材を育てる研修にする。この領域の講師は、教員で活躍した人物ではなく、コンサルタントなどにやってもらう。これらの研修を受けた人たちの中で素質のある教員が、学年長や主任となり、メンバーを引っ張っていく仕組みにする。
主任クラスは
社会貢献できる教員とは
・教科指導力と生徒指導力を持ち、ビジネススキルも兼ね備えている。
・一般企業で鍛えられたビジネスマンと同等のビジネス的思考力を持っている。
・デジタル社会で活躍できる人材を育てるために、自分も積極的に新しい学びを続けている。
・データベースの仕組みを理解してデータを蓄積することができ、Excel(BIツール)を使いこなしてデータ分析ができる。
・Word、PowerPointなどのPCツールを単なる清書ツールではなく、効率的に有効的に活用できる。
の項目について、ある程度身につけている人物にする。
自分が取り組んでいること
定義を満たす教員であるため、生涯勉強し続け、学んだことをすぐに実践し続ける。職場で積極的に若手に仕事の仕方を示し、また年上の人たちとも提案を交えた話をしながら、少しずつ職場としてできることを増やしていきたい。
思考手順・会議の進め方などの研修、ICT研修などを定期的に行い、少しずつみんなの仕事力向上とPCスキル向上を図っていきたい。1つの学校が良くなることで、他の学校にも良い影響が広がっていくことを期待している。
教員のみなさんは、熱心で努力家が多い。教員の統括機関で権限のある人物が「時代の変化に対応した」考え方をして、大胆な転換ができれば組織として大きく成長できると信じている。
デジタル社会の発展に遅れ気味?な教育現場を良くしたい。
人生の限られた時間を大切に。シンパクト和でした。