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211_残業ゼロで家族時間と学び時間増!“思考アルゴリズム×スキル“時間革命戦略〜高校教員の4年間ノウハウ〜

この記事を書いた意図

人生に感謝を。シンパクト和 です。
まず、本記事を書いた最大の理由は、自分の現在地を自分自身で認識しておくためです。
これまで数年間、業務効率化から思考習慣の変革、さらには投資による資産形成まで、多岐にわたる実践を積み重ねてきました。その結果として得られた成果や気づきを整理し、改めて「今の自分はどこにいるのか」を明確にすることで、次のステップに進むための指針を持っておきたい──これが本記事をまとめる大きな動機となりました。



はじめに

高校教員として日々多忙な業務に追われながらも、「どうにかして時間をつくりたい」「家族との時間や自己研鑽の時間をしっかり確保したい」と悩む方は多いのではないでしょうか。
そこで私が取り組んだのは、「思考アルゴリズム×スキル」の掛け算で業務を大幅に効率化し、自分の時間を生み出すことでした。結果として、残業を大きく減らし、家族時間・学び時間・学び実践のサイクルを確立することができました。

本記事では、その過程とポイントを共有します。同じように時間管理や業務効率化に悩む高校教員の皆さんの参考になれば幸いです。


1. 業務効率化に取り組んだ理由

  • 仕事を早く終わらせたい、質を高めたい

  • 残業を減らし、家族との時間を増やしたい

  • 学びと実践に使える時間を増やしたい

これらを同時に実現するために学び実践する中で、単にPCスキル、iPadスキルなどを身につけるだけではなく、「そもそもどういう思考で仕事とプライベートに向き合えばいいのか」を考える“思考アルゴリズム”が重要だと実感しました。


2. スキル習得のプロセス

(1) 基礎習得期(1~2年)

  • ワード・エクセルのショートカット
    YouTubeなどを活用し、操作を目と耳で学びながら実践。頻繁に使う操作をショートカットに集約したことで、書類作成や表計算にかかる時間が大幅に短縮しました。

  • エクセル関数とピボットテーブルの活用
    仕事用データを作成・管理するときには関数を多用し、ピボットテーブルを使って効率的に集計・分析。表計算ソフトの真価を引き出せるように集中して練習しました。

  • iPadを徹底活用
    スケジュール管理や仕事用データ、アイディア出しのすべてをiPadで行う習慣を確立。紙でデータを持つことをやめることで、「あれ、どこだっけ?」がなくなり、必要な情報へ素早くアクセスできるようになりました。

  • WindowsPC内のデータ整理方法の確立
    「このタイプのデータは、ここに格納する」などデータ整理のルールを徹底しました。あわせて、ファイル名・フォルダ名のルールを決めて検索スピードを上げました。この手法を応用して、職場内のデータ整理方法を提案して職場全体での効率化を行いました。

  • Windowsの基本操作をショートカットでサクサク
    システム操作やファイル管理など、Windows全般をショートカットで軽快に扱えるようにトレーニング。必要に応じてコマンドプロンプトも使えるようになり、トラブル対応などでも大いに役立ちました。

  • パワポでシンプルかつ伝わる資料作成
    パワポのレイアウトやアニメーションを使いこなし、見やすさ・わかりやすさを追求した資料作りを実践。聴衆が必要な情報を一目で理解できるスライドを目指すことで、プレゼンや説明の質が向上しました。

  • とにかく“使う・慣れる”
    覚えた操作やテクニックは日常業務に即反映し、体に染み込ませるように意識。1~2年で基本操作やショートカットが定着し、周囲からも「作業が早いね」と言われるようになりました。

(2) 応用習得期(2年)

  • パワークエリ・パワーBI
    エクセルのデータ整理にパワークエリを使うことで、定型処理を自動化。さらにパワーBIでビジュアル分析に挑戦し、成績処理やアンケート結果処理など大量のデータをすばやくわかりやすく整理・分析できるように。

  • VBAマクロ
    よく行う処理をVBAマクロで自動化。複数ファイルからデータを取得し集計するなど、これまで手作業だった部分をプログラムに任せることで、ミスを減らし作業を大幅にスピードアップ。この部分はまだまだ発展途上です。

  • 同僚へのツール配布
    作成した自動化ツールを同僚にも提供することで、チーム全体の生産性が向上。ツールやノウハウを共有し合う文化を浸透させたいと思っています。この部分はまだまだ発展途上です。

(3) 自動化推進期

  • パワーオートメート
    エクセルやワードを連携させたフローを作り、日々のルーティンをさらに自動化。この部分はまだまだ発展途上です。

  • ChatGPT
    VBAマクロと、パワーオートメートの修練を優先しつつ、生成AIに少しずつ触れていました。しかし、24年8月に先に全振りで生成AIを徹底的に使う体験を積み重ねたほうが良いと考え方針転換しました。理由は、ChatGPT×〇〇〇で業務、プライベートでできることが広がると実感したからです。8月~現在は、生成AIを中心とした学びと実践にほぼ全力投球です。


3. 思考アルゴリズムの強化

スキルの習得と並行して取り組んだのが、「思考習慣」を変えることでした。ここ数年、私は経済・金融の仕組みから行動経済学、東洋・西洋の哲学、ファクトフルネス、具体と抽象などの思考系コンテンツに加え、文章力や「1分で話せ」などのコミュニケーション技術、投資術(長期投資信託)、MBA経営戦略、起業家の思考法、日本国紀、マネジメント関連の本や動画など、実に多岐にわたるジャンルを学習してきました。

これらの学びを通じて、以下のような点を意識的に改善・実践するようになりました。

  • 日常の行動習慣の見直し
    何気なく続けていた習慣や「クセ」を自覚し、より効果的なやり方へ変更する。いいなと思ったことは、すぐに実行するようにする。

  • 考え方のアップデート
    問題の捉え方や意思決定の仕方、情報を整理する際のフレームワークを再構築し、“なぜそうするのか”を常に明確化。成功者のすぐれたOSに乗り換えていく。

  • 目標・目的志向での行動
    「どのゴールに向かって、何をするか」を常に考え続け、優先順位をはっきりさせる。センターピンを考え続ける。他者の行動に気を散らさずに、自分の人生RPGへ集中する。

こうした多方面からの学びと実践を積み重ねることで、単に「スキルを活かす」だけでなく、「仕事に対する向き合い方」という思考部分も洗練されていきました。結果として、スキルによる業務効率の向上だけでなく、仕事や家族との時間に対する意識の持ち方も大きく変わり、時間を有効活用できる基盤が整いました。


4. 実践による成果

  1. 作業スピードの向上
    ショートカットや自動化フローのおかげで、書類作成やデータ処理の時間が大幅に短縮。

  2. 業務の質の向上
    手作業によるミスやムラが減り、正確かつ安定した成果物が得られるように。

  3. 残業時間の削減
    以前は遅くまで学校に残ることが多かったです。仕事に対する考え方の変革と、スキルによる業務効率化の結果、ほぼ定時で帰宅するように。

  4. 家族や学びの時間を確保
    仕事を早く終わらせられるようになり、その分を読書やスキルアップに投資。家族と過ごす時間も増え、心身ともに充実した生活を送れるようになりました。

  5. チーム全体の効率化
    自作ツールを同僚に配布するなど情報共有を積極的に行い、組織全体のムダを削減。学校全体の働き方改革の一助となりました。

  6. ChatGPT×〇〇〇で効率化
    思考プロセスが早くなる、文章作成が早くなる、相談したり、調べごとをしたり。毎日どんどん使用することで活用アイディアが浮かんだり、使い方が上手になってきました。これまでに学んだ〇〇と組み合わせれば強力になるな、など実践中。

  7. 思考の余裕とアウトプット力の向上
    思考アルゴリズムが変わり、スキルが向上したことで心に余裕が生まれ、休日やオフタイムをより有効に使える場面が増えました。同僚に業務アドバイスを求められた際も、瞬時に的確な助言ができるようになり、アウトプット習慣が身についたおかげで趣味の創作活動でもアイデアがどんどん浮かぶように。
    また、プロトタイプをすぐに作って小さく実験し、学んだことをすぐ試すというサイクルを回すことで、自動化して空いた時間をクリエイティブな思考に使うことが可能になりました。こうして人生を楽しみながら、自分のやるべきことに集中できるようになったのです。


まとめ & メッセージ

「スキルさえあればOK」というわけでもなく、「思考習慣だけ磨けばいい」というわけでもありません。“思考アルゴリズム×スキル”の掛け算によって、はじめて大きな効果が生まれます。特に、思考アルゴリズムが重要です。スキル向上は劇的な変化を生むのに時間がかかるし、倍率はせいぜい2~3倍です。思考アルゴリズムによる成果は数倍、数十倍の掛け算になる可能性があります。

  • まずは現状を把握して、何に時間がかかっているのか整理する

  • 取り組むべきスキルと不要な作業を見極める

  • 自分の思考習慣を成功者のOSに入れ替える

  • 実際の業務でツールを試し、小さな成功体験を積み重ねる

このサイクルを回し続けることで、いつの間にか残業を減らし、自分の本当に大切にしたいことへ時間を使えるようになります。

忙しさに追われる毎日から、一歩踏み出してみませんか?小さな行動から始めることで、必ず変化を実感できるはずです。


次回予告 ~次の目標地点~

思考アルゴリズムを鍛え、さまざまな学びを実践してきた結果、本業で収入を得る以外の方法を確立したいと考えるようになりました。現在は、自分が直接稼ぐ以外のところで収入が入る仕組み作りを大きな目標としています。

  • 投資信託の長期投資 (楽天証券ほか) を4年間実践
    iDeCoにも手応えを感じています。個人的には、設定しておいて普段は気にしたくないので、月額〇〇円が自動で投資されるようにしてます。楽天証券が使いやすいのでオススメ。

  • NTT株を30万円分保有
    株主還元で楽天銀行に配当金が振り込まれる体験を経て、個別株の保有も「あり」だと実感。自分が長期保有(5年以上)して良いと思える個別株があるならば、個別株も若干ありかなと思います。勉強のため試しています。

  • 他にも複数の仕組みづくりに挑戦中
    これまでの4年間の実践を土台に、2025年には新たな形を具体的に構築していく計画です。

本業だけではなく、さまざまな資産から収入を得る仕組みを作っていくことで、さらに余裕のある生活や豊かな人生を送ることを目指しています。次回は、この「自分で稼ぐ以外の収入源づくり」について、もう少し詳しくお話ししていきたいと思います。
現在の目標地点です。


ご覧いただきありがとうございました。何か気づきや「ここをもっと詳しく知りたい」というご要望があれば、ぜひコメントやメッセージをお寄せください。一緒に業務効率化や働き方改革に向けて進んでいきましょう!

“思考アルゴリズム×スキル“で時間と成果を生み出したい。
シンパクト和でした。


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