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【HALLA】国境を越え聴かれるアーティストが詰め込んだ自身の「好き」とは|1st EP 『Summer』を深堀

HALLAは日本とアメリカを拠点に2022年から活動をしているアーティストだ。


21歳で渡米後、現地の大学へ通いながら活動をしていたHALLAの音楽性は、海外で受けた影響を上手く昇華しており、ユニークなスタイルで展開される。


そして今、国境を越えてリスナー達の間で注目を集めている。


楽曲はすべて自分でプロデュースし、文字通り「夏」の音が詰め込まれたEP『Summer』。


その楽曲をつくったきっかけや、HALLAの音楽性のルーツなどについて伺った。


自分が歌いたいと思う曲作り

「聴いた楽曲も影響を受けた楽曲も多すぎて自分でもわからない」


このように語っていたが、インディーポップやインディーロック、ドリームポップ、ネオアコなど聴けば聴くほど様々な要素が出てくるHALLAの楽曲はそれを物語っている。


80,90年代の音楽が好きという彼の曲には、ストレートな歌詞やシンプルで心に残るメロディーといった時代背景の影響を感じる部分がある。


浮遊感のあるギターやストリングスからはヴェルヴェッツやThe Jesus and Mary Chainなどの系譜も感じられる。


近年台頭しつつあるアジアのインディーポップとは異なるメロディーのキャッチーさが際立っているが、それは様々な場所で過ごしたHALLAのオリジナリティあふれる魅力だ。


そんなHALLAの楽曲だが、「自分が歌いたい曲」をキーに制作しており、自身のオリジナリティを前面に表す。


曲作りにおいては歌詞とメロディーを大事にしている。


「歌詞は、生きていて感じたこととか思ったことを自分がハッピーな時に書いてる。歌詞、メロディ、楽曲全体を通して共感してくれる人がいたらうれしい」と語っている。


ぜひキャッチーなメロディーで歌われている歌詞にも注目して聴いてほしい。


自身の好きを詰め込んだ初EP『Summer』

「季節のなかでも夏はさまざまな楽しみがあって好き。今回のEP『Summer』は今までに書いた色々なタイプの曲からそんな気持ちで書いた曲を選んだ。」


HALLAがそう語るように確かに曲名や歌詞、雰囲気などから夏が伝わってくる。


歌詞はすべて英語で展開されており、アンビエントな曲調のものからロードトリップソング、そして夏の真昼にビールを片手に聴きたくなるアップテンポな楽曲まで、幅広い楽曲を揃えている。


また、収録曲である『Take Me Away』では鈴虫の鳴き声のような音も入っており、アコースティックギターで展開している。


リスナーそれぞれの夏を思い出しながら聴けるような楽曲だ。


「天空とか宇宙にまつわるものは大好き」

そう語るように、収録曲の『Shooting Star』や『Dreams Take Flight』などはどこか宇宙の未知に対する憧れを感じさせる部分がある。


また、そのような楽曲のなかにも、どこか夏のさわやかさを感じられるのは私だけではないはずだ。

夏のエキサイティングなイメージに国という境界線は関係ない。


今回のEP『Summer』を聞いてそう感じたリスナーは多いだろう。


「今後は自分でもわからない」と語るHALLAだが、どんな活動をしていくのかますます楽しみだ。


そんなHALLAの1st EP『Summer』を聴くのはこちらから



Profile

HALLA|ハラ


2018年頃から自宅ガレージで歌った曲を公開し始める。


2021年、自身のステージネーム「HALLA | ハラ」名義にてシングル「Take Me Away|テイク・ミー・アウェイ」リリース。


2022年 7月、シングル「Somersault | サマーソルト」リリース。イギリスのBBC Radio Sheffieldにて放送。


2023年4月、シングル「Shooting Star | シューティング・スター」 のデモバージョンをリリース。渋谷に竣工予定の大型複合施設「Shibuya Sakura Stage」主催のコンペティションにてデモ音源が選出され入賞。


2023年8月、EP「Summer」リリース。


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