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写真撮影は"禁止"です
美術展に行くのが趣味の一つ。
"美術/アート"というと、
何だか馴染みづらいイメージもありませんか?
実際は、
「芸術から・何か・明確な・インスピレーションを享受する…」
みたいなテンションでもなく
あの落ち着いた空間をフラフラと散歩するのが楽しい。
同時にリラックスも出来るんです。
なので、趣味:散歩(美術展巡りも)みたいなイメージのが近いですね。
一定以上変な人とか、うるさい人が美術館とか本屋には少ないイメージ。そんな"結界"が入り口に張られてる安心感からも、リラックス出来るのかも…笑
▪️写真撮影の可否
そんな感じで、頻繁に美術展に行ってる訳ですが
最近は"写真撮影OK"の場合も多い。
昔(けっこう昔)は、大体NGだった気がします。
現代ではSNSで宣伝してもらった方が、集客にも繋がるからでしょう。
で、この"写真撮影OK"
前までは嬉しかったんですが、最近はちょっと"捉え方"が変わってきました。
▪️撮れるのもいいけど…
「OK!」と言われると、
せっかくだし…
入場料も払ったし…
と無意識に考えてしまいます。
また見返せるし
思い出の記録になるし
そうも言い聞かせながら、
バチャバチャと写真を撮ってしまいます。
撮ること自体が悪い訳ではありません。
実際記録に残るのは、メリットでもあります。
ただ、自分的にこれの何が"問題"かと言うと
目の前の作品に対して、本当に集中出来ているのか?
目の前で見れるのはこの瞬間しかないのに、気が逸れていいのか?
そう心の中で感じちゃってるんです。
感じちゃってるんです。
大事なことなので、2回言いました。
写真を撮った後にじっくり見てるので、
"見れてること"には変わりないのも確か。
そんなに気負いして見る必要があるのか?と聞かれれば、
「気軽に見ればいいでしょう」とも思いますが…
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▪️"禁止"を期待してる自分がいた
そんな中、先日も美術展に行きました。
入場時にアナウンスされたことは…
"当展示は写真撮影禁止"です。
そう言われた時、
心の中で「よっしゃ!」と喜ぶ自分がいることに気づいてしまいました。
禁止なら、撮りたくても撮れません。
それ故、心置きなく目の前の作品に没入出来ます。
"カシャ!"というシャッター音も空間に発生しないので
あの音ならではの"妙な現実感"からも離れることが出来ます。
"この空間に来た人しか、これを見れない"
という特別感も味わえます。
あれ、実の禁止の方が楽しいのでは?
正直、そんな風に感じちゃいました。
昨今、あれこれ便利に/快適に/なってますが
こうした"制約"もある程度加わる方が、逆に"充実する"のかも知れませんね。
AIも発展して便利すぎ
情報過多な世の中
"写真撮影は禁止です"
そんな適度な"おあずけ"が、トレンドになる日も近いのかも?
最近の気づきでした。
ではでは。また
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