マガジンのカバー画像

英エコノミスト誌の記事まとめ(2020年6月)

7
運営しているクリエイター

#英語

経済政策の限界を探る日本:後編(2020年6月4日)

2020年6月4日号のFinance & economicsカテゴリーに掲載された記事の後編です(前編はこちら)。もともと「異次元の金融緩和策」を発動していた日本が、コロナ禍でさらなる財政出動を余儀なくされる中、国の借金経営はどこまで持つのか?日本政府のお手並み拝見。。。といった論調が伺えます。そして、政府がこれほどお金を使っているのに、国民がそれを実感していない理由も、最終段落にちょっと登場します。 英語原文は、以下からどうぞ: 以下、マイバージョン和訳です(後編はMa

働き方の大転換:新たな紀元の始まりか?

2週間ほど前に、The Economistのアフターコロナのオフィス環境は変わるのか?という記事を共有しましたが、今回はオフィスの必要性を含めた働き方そのものの変化の可能性を論じた記事です。上手いなぁ、と思ったのが、紀元前(BC)と紀元(AD)をBefore Coronavirus(コロナ前)とAfter Domestication(在宅勤務化)と読み替えて、新たな時代の幕開けを表現しているところ。一方、結論でチラりと、100年前は誰もが家や家の周辺で仕事をしていたのだから、

経済対策の限界を探る日本:前編(2020年6月4日)

緊急事態宣言が全国で解除されてから2週間あまり。心配される第2波も今のところ抑えられていて、人々の関心は経済回復に向いているようです。まだ行き渡ってはいないけれど、巨額の財政支出を約束した安倍政権。その政策の行方を、英エコノミスト誌も注目しています(かなり懐疑的に)。Finance & economicsカテゴリーに掲載された記事を2回に分けて共有します。 英語原文は、以下からどうぞ: 以下、マイバージョン和訳です: 経済政策の限界を探る日本(前編) 融資保証を含めると