年賀状じまい
昨日届いた年賀状の中に、今年で年賀状は最後になる旨を、書かれていた人がありました。最近は、高齢者だけでなく、若い人の中にも年賀状じまいをする人が増えているようです。
確かに、メールやSNSでやり取りする人が大半であり、年賀状はいろいろ手間がかかります。子どもが小さいころは、子どもや家族の写真を載せたりしますが、今は家族のかたちも多様化しており、付き合い方も変化しています。僕自身、出す枚数は多くないものの、名前を使い分けている関係もあって、毎年、いくつかのバージョンを作成しており、面倒だなと思うこともあります。
ただ、手書きをすることがめっきり減っている中では、年賀状をやめてしまうと、いよいよ万年筆などは出番がないだろうなと思います。今は、書き味のよいジェルペンも主要メーカーから販売されており、乾きが悪い万年筆は、普段づかいには向いていません。昔、社会人になったばかりのころは、文書作成はワープロと手書きが混在しており、手書きにはデスクペンなる、万年筆のような筆先の、独特なペンを用いていました。今でもデスクペンなどは販売されているのでしょうか。
ネットで調べると、若い人の年賀状じまいの仕方について、丁寧に解説しているサイトもありました。災害時のことを考えると、すべてをデジタルに移行するのは、リスクもあるように思いつつ、利便性には代えられないため、身の回りのものもアプリに置き換わっている現状がありますが、年賀状を自分からしまうのは少し先であり、ただ、こうして、相手から年賀状じまいの便りが来ることはあっても、新たに年賀状を出すことになる人はほぼいない、と思いますので、年々、年賀状を出す枚数も、減っていくのだろうなと思います。