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小学校最後の運動会

 昨日は子どもの小学校の運動会でした。かつて、小学校の運動会と言えば、朝5時には校門前に場所取り行列ができて、昼は家族でお弁当を広げ、午後3時ぐらいに終了、そこから片づけをするという感じで、親にとっては丸一日の行事でしたが、ここ数年は、感染症拡大防止のために、僕の子どもの小学校は、午前中ですべてのプログラムが終了するようになっており、今年は従前のプログラムに戻すことも可能だったのでしょうが、午前中で終了するやり方は踏襲されました。
 あまり意味のない会議がここ数年、オンラインや書面での稟議になり、今年度、リアル開催に戻さなくても特段の異論が出ないのと同様、運動会も、親にとっては負担の重い終日開催に戻さないことで、大方の理解は得られたのではないかと思われます。また、学校の先生の負担軽減という時代の要請も、後押ししているように思います。
 僕の子どもは、この6年間、選抜リレーに選ばれるようなこともなく、終わりの言葉の場面でも、セリフに詰まってしまうなど、運動会でキラキラした感じはあまりなかったと思いますが、昨日は、特別支援教室の友達が、集団演技であらぬ方向に歩いて行ったのを、自分の持ち場を一時的に離れても、その友達を本来の立ち位置に連れていってから、急いで演技に加わっていました。こうした、集団の中で外れそうになる人に手を差し伸べる気持ちこそ、これからの未来、多くの良き人に恵まれるために大事なことであり、6年生として、小学校の運動会、最後の集団演技で、こうした行動ができたことは、6年間で成長した、何よりの証だと思いました。

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