危ういところ
貯蓄から投資へ、金融教育といったフレーズがメディアを賑わし、世の中全体で投資への流れを作ろうとする風潮が強まっています。
僕自身は20年近く投資経験があり、リーマンショックのときは少し痛い経験もしながら、リスク分散型の投資にシフトしてきました。
最近、住宅財形も使うあてがなく貯まっていたので、解約し、まとまった資金ができたので、投資に振り向けることにしました。分散積立投資が基本のスタイルなのですが、少し株価が下がっていた局面でもあり、せっかく手元に資金があるのに小出しに投資するのもどうかと思い、一気に全世界投信に投資ようかと考えましたが、そこに危うさを感じ、やはりリスク分散が基本と、資金の15パーセントを投入するにとどめ、様子をみることにしました。
その後、米国の株価が急落し、世界的に株価が下落する局面になりました。もちろん、今後の株価の動向はわかりませんが、ある程度長い期間の下落局面に入る可能性もあり、全世界投信とはいえ、世界的な下落局面ではリスク分散は難しく、一気に資本投下しなくてよかったと思います。正解はありませんが、自分の長年の投資経験の勘を大事に、今後も投資と付き合っていきたいと思います。