抽斗の奥

 昨日は自分にとって不得手な、その分野において経験も知識も乏しいことについて、仕事上で理解をする必要に迫られました。最終的に、それが重要でなければ捨てるし、重要ならば拾って実装する、どちらにするかを求められたのです。最初はその判断の責任から逃れようかと思いましたが、それは解決にはなっておらず、誰か引き取る人がいなければ、自分のところに置かれたままになり、重要なものかどうかがわからない、気味の悪いものとして、捨てられないのでとりあえず抽斗の奥にでも入れておき、また同じ判断を求められやしないかと内心ビクビクしながら、過ごすことになります。これではいけないと思い、内々に調べて、とりあえず解決の糸口を見出すことができました。あとは衆知にさらし論を叩けば、自分の知識として定着することができそうです。自分の抽斗の奥には、これまでの人生でとりあえず押し込んだものが結構あります。人生のどこかで取り出して考えてみなきゃと思いつつ歳月だけが経過している、この先の人生で、棚卸しに専念できるほどの時間を取れるとは思えないので、すき間の時間で抽斗の中から一つ一つ取り出し、机の上に置き、片づけていく、そういう習慣を身につけていきたいと気持ちをあらたにしました。

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