授業参観で子どもに教えられる
昨日は娘の授業参観がありました。
さすがに高校生となると、みんな背が伸びて大人びており、自分の子どもだけを見ていると、毎日見ているのでわからないものですが、同級生を見て、あらためて我が子の成長を実感したところです。
授業は先生の教え方がうまくて、さすがだなと思いましたが、授業中、しきりに動いたり、髪の毛を気にして、ときどき櫛を取り出してセットしたり、歌ったりして、落ち着かない男子生徒がいました。
家に帰ってから、あんなに落ち着かないと大変だよねと、娘に話をしたら、「そう。毎日、授業中でも歌ったり踊ったりしているよ。ADなんとかとかいうのじゃない。でも、周りの人には気をつかうことができるし、勉強もできるから、いいんじゃない。美意識過剰なのも、何日もお風呂に入らないとかいう子より、ずっといいよ。誰にも迷惑をかけてないからね。」と、すました回答が返ってきました。
思い返すと、クラスにはいろんな個性のある生徒がいました。そうやって、個性がぶつかり合って、誰かが排除されるような雰囲気がなく、お互いの個性を尊重して、なんとなく、仲良くやっていけるというのは、大事なことだと思います。
娘は、もともと鷹揚でさっぱりした性格で、友だちとしては付き合いやすいなあと感じていましたが、高校生になって、自分なりの考えをしっかり持って、生活していることを知り、心の面でも、ああ、成長したなと感じた次第です。