課金への反省
昨日は息子が小テストで良い点を取ったとのことで、オンラインゲームで武器に課金したいと言われ、1300円ほどの課金をしました。
リアル空間でないゲームの中で課金をして装備を強くするというのは、人生をある程度成功軌道に乗せて、あとは半自動運転に委ねるだけ、といった人には良いのかもしれませんし、そうした有閑階級に対するビジネスとしては上手だなと思いますが、現実にはリアルの人生でやるべきこと、お金を使うべきことがある人でも、時間とお金を削ってリアルの自分のQOLの質を落としても、ゲームの世界に没中する人も少なくありませんので、自分が強くなりいよいよはまり込む要素の強い課金に対しては、敬して遠ざかるが、人生の成長途上にある人の基本スタンスだと思います。
小学生の息子にそんなこと言っても実感を持って理解されないでしょうし、過去には自分も高校時代までは、オンラインではないゲーム専用機にはそれなりに夢中になりましたし、スマホでドラクエウォークといった位置情報ゲームも3年前までは通勤の行き帰りにやってましたので、子どものことを言えないわけですが、スマホゲームについては大人になってからの貴重な学びの時間をゲームに費やしたことは、今となっては勿体なかったと反省しています。
とはいえ、当時の自分は仕事さえやっていれば、土日のまとまった時間は自分の思索の具現化に使うにせよ、あとは自由に使ってよいという程度の思考で、課外活動における微差の積み重ねが意識できておらず、そうしたことを教えてくれる人との出会いがなかった、もっといえば、人との出会いを後押しするアクシデントに直面したことが、自分の人生の変えるきっかけになったといえますが。
もう一つ、今回の課金の反省は、1回で決断してしまったことです。実は3ヶ月ぐらい前にも、息子が自由研究をやりたいということで近所にある有名な石屋さんに行き、17000円というこれまた微妙な価格のホワイトターコイズのブレスレットを購入したことがあり、その時も1回で決断してしまい反省しましたが、同じような展開になりました。こうした金遣いは致命傷は与えないものの、積み上げで自分のバランスシートを傷めていくので、こうした思いが出ても1回は持ち帰り、2回目の決断で購入の可否を判断したいと思います。自分のスーツも新調しようと考えていましたが、これも手持ちのローテでうまく回せないか、自分の心の中に持ち帰ることにします。