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エアコンのない暮らしの先に備える

 昨晩は家には一人でいましたので、寝る時も、エアコンは寝入りで2時間ぐらいつけておけば、あとはその余韻で何とかしのげるだろうと考え、タイマーを2時間にセットして寝ました。
 夜が明けると、暑さで目が覚めました。朝5時台はそれでも何とか眠れましたが、6時台になると熱気が湿気でまとわりつき、外気も上がっているのが感じられて、いよいよ寝ていられなくなり、リビングに来てエアコンをつけました。
 少なくとも一年前であれば、エアコンは寝る前にタイマーをセットして2時間つけておけば、朝方まで持ちましたし、4年前の9月に、台風で停電したときも、エアコンなしで暑くはあったものの、何とか眠ることはできました。
 そもそも、僕がエアコンを購入したのが15年ぐらい前であり、それまでは窓を開けたりして、何とか凌いでいました。さらにその前に遡ると、一人暮らしで寮にいた時は、エアコンは一切ない環境でしたが、夜は窓を開けておけば、全然暑さを感じなかったですよね。
 当時、農村地帯に住んでいた同僚が、自分の家は水田が周囲に広がっているので、田んぼからの風が涼しく、エアコンは全然要らないというような話をしていたのも覚えています。
 今でも、農村部だとそんなことはあるのかなと調べましたが、わかりませんでしたが、今年の暑さは異常であり、これが平年度化すると、さすがに田んぼの風だけでは凌げないような気がします。
 とにかくすべてエアコンなしには生活できない状況になりつつある中、たまたま農村部のエアコン事情を調べていたら、インドやパキスタンでは、5月から40度を超えており、でも農村部の家庭はエアコンを購入するお金がないので、家の中にいるよりはましと、熱風と直射日光の照りつける中で、女性は食事を作ったりして、非常に過酷な環境の中で生活をしているようです。
 電力に関しては、国際情勢や原発稼働の是非もあって、政府が安定供給量を確保することは、日本でさえ相当苦労して、電力逼迫時期は綱渡りの状態になりますので、多くの国にとっては、国民に広く電気を安定供給するというのは、難しい問題ではないかと思います。
 インドやパキスタンであれば、太陽光エネルギーなどをにより、そうした電力不足の問題を少しは解消できるのかもしれませんが、初期投資もかかりますし、エアコンとなるとそれなりの電力量を必要とするため、簡単にはいかないのかもしれません。
 日本であれば、4年前に停電した際にも、停電区域外のイオンに出かけたり、開放された公共施設に行くことで、何とか暑さをしのぐことができました。今は、4年前に比べても、暑さが一層厳しくなっていますし、広域的な停電となれば、近くに避難することの難しくなります。
 エアコンも大事なんですが、あくまで外部依存を前提としているツールであることは理解し、本当にこの暑さの中で災害が直撃したときに、自己防衛としてどうした手段があるのかは、考えておかないといけないですし、そこに人の求めるニーズがありますので、日々のこうした何気ない経験を、自分の生きる力に実装転換できるよう、アンテナを高くして、生活していきたいと思います。


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