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令和も、はや7年の時間感覚

 令和7年が始まり、正月気分も抜けて、1旬になろうとしています。

 いまさらながら、何より驚いたのは、もう令和が7年に突入していることです。元号が変わったことがついこの間のように感じられるのに、それだけ平成が遠ざかったという事実に驚かされます。

 職場での定点観測で言うと、直属の担当役員もその変わり目を象徴するような存在ですね。

 元号が変わった頃には部門長として内部管理を仕切っていたところ、その後、役員になり、この春に会社を去ろうとしています。それだけ、時間に押し出され、僕自身が仰ぎ見ていた場所に、今は僕自身が立っており、さらにのその先に行こうとしています。

 こうした歳月の経過を実感すると、自分の歩みの遅さとか、目標に向けた到達度の低さのようなものを感じ、これまでの自分の積み重ねの至らなさを実感することがあります。

 毎日は、それなりに仕事をさばき、生活をやりくりして、家族とのコミュニケーションも図ってと、それなりに忙しくしているのですが、そうした中で生み出される変化変容は、全体の行動量からすると小さなものであり、「どこかでまとめて時間を確保し、ぐいっと前進しないと、成長を実感できないのでは」と焦る気持ちが芽生えることもあります。

 ただ、資格取得のようなわかりやすいルートを目指しているわけではないため、現実的には時間を確保しても、目標を大きく自分に引き寄せるようなことは、難しいと思っています。

 これは、僕自身、目標を何となく決めながらも、その目標に自信がないため、ある種の八方美人になっており、ステータス全振りするようなものが見出されていない状況にあり、一気呵成といったところに思いが至っていないからです。

 とはいえ、元号が変わったときから今までを振り返ると、経験と知見を積み上げ、立場も上がり景色も広がり、できることも着実に増えてきたことは、実感できます。

 それに伴い、これまでとは異なる分野における相場観を手にしたことで、人間関係も広がり、世界のマップがシルエットから色彩付きの地図に変化するように、フロンティアの開拓が進んでいることは確か。
 
 また、日々の生活においては、大きな変化や飛躍を感じることは少ないかもしれませんが、自分なりのマップを比べると、成長していることが確認でき、そこは少し安心します。

 どこかでまとめて変化を起こすというより、仕事特有の圧を通じて自分を育てつつ、日々の生活の中で生み出される自由時間を大切にして、そこをしっかり使っていくことが大事だと思いますので、基本スタンスを揺るがせにせず、毎日の地道な取組に立ち戻り、できることを日々実践していきたいと思います。

 

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