対蹠点と本初子午線を息子と学ぶ
息子は学校の勉強に対するモチベーションがなかなか湧かないようです。中学受験の母親に言われたからやってる感があって、受験の数日前から本気になったようですが、時すでに遅しでした。
中学受験のときも、僕は受けさせることに乗り気ではなかったので、成績が絶望的ならさっさと撤退しようと思ったのですが、やってみると指一本が引っ掛かり、親としてもあきらめきれない感じで、本番に突入し、あえなく撃沈しました。
どうも、文章理解能力が上滑りしていて、文章を読むスピードは速いようにみえるのですが、ほとんど滑っている感じ。書いている文面を要約するのが苦手であり、理解していないことが如実に表れています。
それでも、国語は良い点を取ったりするので、そこが不思議なんですが、どうやら、選択肢の推察能力は、高いようです。これはこれで、いずれ必要になる才能ですが、まずは基礎学力と文章理解力を上げないと、そもそも勝負できません。
さて、昨日は中学はじめの定期テストに向けて、社会の世界地理が試験範囲ということで、全般的にわからないという話なので、教えることにしました。
息子の悪い癖は、わからないことを認めたがらないところで、そこを指摘すると怒り出す、ただ、自分でも「酔っている」と認めるように、自分の悪い癖だとは自覚しており、嵐が止むと、素直になる。
で、素直になってから世界地理を一緒に勉強しました。
何となく、「オセアニア州」とか、緯度と経度の求め方とか、地図の最短距離はどこかとか、試験範囲をみていると、出題されそうなところは何となくわかるし、そういうところは曖昧になると危ういので、そこを重点的に教えました。
僕は社会を超絶得意としていたのですが、「本初子午線」と「対蹠点」=地球の反対側の緯度と経度の求め方は、思い出せませんでした。特に対蹠点は、読み方もよくわかりません。習ったのでしょうが、すっかり抜け落ちています。
地球の裏側という概念は、地球の中心をイメージする必要があり、同じ北半球の裏側の方が、なんとなくわかりやすいような気がします。
いずれにせよ、共に学び、地図帳を開きながら、位置関係を確認し、言葉の意味もあわせて調べる、一人で煮詰まっているより、ピアサポートの方がうまくいく。
塾にも通ってはいますが、まだまだ、塾を使いこなすというより、塾に通っている自分で満足しているところがあり、ここは、少し時間かかりますが、本人が気が付くまで、見守っていきたいと思います。
まだ受験まで時間はありますので。