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10年前と今のデジカメ市場の変化に驚き
僕が10年前に購入したカシオのデジタルカメラ「EX-ZR1100」は、当時は多機能かつ性能的にも非常に満足のいく機種でした。
180度回転ディスプレイや広角24mmレンズ、ZRシリーズ特有の高速連写機能など、当時としては非常に先進的な機能が詰まっており、セルフィー撮影や家族行事で大活躍していました。特に、セルフィーモードの美肌効果や顔検出機能は、カメラとしての魅力をさらに引き立てていました。
色鮮やかなイエローボディも選べたので、その点も良かったですね。
一度調子が悪くなった際には、秋葉原にあったカシオの修理センターに持ち込み、修理してもらいながら大切に使い続けてきました。
しかし、最近になってまた調子が悪くなり、修理を検討したところ、どうやらカシオはデジタルカメラの生産から撤退していることを知りました。かつては多くの日本メーカーが手頃な価格帯のデジカメを販売していたものの、現在は市場自体が大きく変わってしまい、国産メーカーは高級機種を中心に展開している状況のようです。
一方で、ミドルクラス以下の価格帯では、海外メーカーがそれなりのスペックを備えた機種を発売しているのが現状です。この10年間でデジカメ市場が激変したことを、改めて実感しました。
その中でさらに衝撃を受けたのが、僕のスマホとデジカメの画素数を比較した際の結果です。なんと、このデジカメの画素数が、最近買い換えたスマホの約4割程度しかないことに気づきました。
もちろん、画素数だけが画質の全てを決めるわけではありませんが、この差を目の当たりにすると、技術の進化の速さを痛感せずにはいられません。
最近のスマホは、広角から望遠まで幅広い撮影が可能で、さらにAIによる自動補正や多彩な撮影モードも備えています。これであれば、スマホ用の三脚や望遠レンズをスマホに取り付けることで、十分にカメラの代わりを果たせるのではないかと感じました。
思い返せば、カシオのEX-ZR1100は僕にとって特別な存在でした。当時の技術やデザインの魅力を存分に味わいながら、家族の思い出をたくさん残してくれました。
今後は、スマホに撮影の役割を引き継ぎつつ、必要に応じてコンパクトな三脚やレンズを組み合わせ、家族行事や旅行の撮影に活用していこうと思います。