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自分を大事にする先に
命あってこそ自分の人生をより良い方向に切り拓いていくことは可能になりますし、自分の周りの人たちを守り、人とつながることができますので、まさに生命の危機という場面、精神的に究極に追い込まれている状況下においては、やはり自分の命と心を守ることを最優先にしなければならないと思います。
危機的状況になりますと、自分の視野が狭く尖ってしまい、そこから視界を取り戻すのは、自分の力だけでは難しくなることは、かつてメンタルでダメージを受けた時の経験で良くわかっていますので、僕は、そうした状況に再び陥ることも想定して、トイレで倒れたときに低いところに取りつけられている緊急呼び出しブザーのように、自分が危地に陥ったときに駆け込むような場所、心の平静を取り戻すためのツールをいくつか用意しています。また、栄養や睡眠を確保することに留意し、規則正しい生活をすることも重要で、そうした点も常に心掛けています。
一方で、僕の四方を囲んでいる壁を乗り越えるには、同じような生活パターンを繰り返していては、壁は壁であり続けます。思い定めて、壁を乗り越えるときには、無理をして、限界まで力を出し切ることが不可欠です。
ただ、壁によじ登っても、その先に強く希求する世界をイメージできていなければ、しがみつくことの辛さや、落ちたときの衝撃に怖気づき、少し登っては下りるを繰り返し、いつしか壁に登ることが一つのルーティンになって、それも越えられない壁登りをしても意味がないと考えるようになり、ついには壁を見て、「明日こそ挑戦するぞ」と毎日、思いを抱いている間に、人生を終わりを迎えてしまうでしょう。
朝起きて、昼になり、晩に帰り、夜に眠る、そこに乱れがないことは平和な日々と有難く思いつつ、変えたいなら壁の向こうに自分の新しい世界を想起して、やってみよう、なるべく想起する世界での自分の役回りは明確なイメージを持ち、多くの人が現実に取り込まれる世界の住人である僕が変わることで、サイレントマジョリティーの代弁者になりたいと思います。