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読書の中のラノベ

 僕の場合、読書は乱れ打ちのように、あちこちのジャンルに同時多発的に手を出します。

 歴史は時代や地域を問わずに、面白そうだと感じた本を手当たり次第に図書館で借りますし、新刊で評判のよさそうなものや、人から薦められた本があれば、厳選はしますが、なるべく購入するようにはしています。

 金融経済関係は、一応そっち方面について、組織の中では通暁しているとみなされており、僕自身もどちらかといえば得手と標ぼうしていることから、たしなみとして周期的に仕入れ、読むようにしています。
 最近のマイブームは計量経済学でしょうか。

 経済学は僕が大学時代に学んでいたころに比べると、数学的素養がより多く求められており、入試科目でなかったとしても、高校数学の基礎学力がないと、大学に入ってから厳しそうな感じです。

 哲学は、僕の読書遍歴の中では歴史が浅く、メンタル面で調子を崩した5年前ぐらいから、自分の行動規範をバージョンアップするために、自分の文脈に近いところの本から、栄養分を吸収するするようにしています。
哲学はその思想にすべて身を委ねるというより、自分の人生を良きように解釈するための栄養素であり、これは実学からは得られないですね。

 また、今年に入ってからは、法務分野の課題に向き合っているので、法律関係で座右に置いておきたい本について、オフィスの書棚に数多ある関連書籍の中から、物色していました。

 法律をツールとして自在に使いこなすのであれば、知識の下地づくりと漆塗りが不可欠なのでしょうが、今は部門の責任者として、新たにやってきた課題と向き合った際に、これが使えそうだというヒントを、自分の中から引き出せればと思い、メリハリの利いた本をいくつか見出しました。
法律の本こそ、実践に用いる場合には日進月歩の世界なので、少しでも新しく出されたものの方が良いですね。

 こうした実学、リベラルアーツ系は、連続で読破するには胃もたれするので、小説、ラノベの類も、通勤の行き帰りや昼休みで手に取るようにしています。ただ、引き込まれるような本でないと、しばらく読みかけで放置している本もあります。毎年恒例の銀英伝参りとかもありますし。

 というわけで、数カ月途中で読むのをやめていた下記の本を、今日一気に読破しました。

 すでに巻数を重ねているシリーズなんですね。知らなかったです。

 ストーリー展開としては、ぼっち系男子を巡るトライアングラーなので、よくある構成ではあるんですが、毒はないけれど高校生ラブコメのかんどころは押さえており、読後感はさわやかです。

 僕自身は高校生時代は灰色、読書三昧の文科系部活半幽霊部員だったので、こうした高校生活には、何となくあこがれがあります。ただ、当時はとにかく自分に自信がなかった。

 大人になってみて、自分のこの路線でも、まあまあいいところにいけるのだと実績(?)を重ねると、高校生の自分にも活を入れたくなるのですが、灰色のおかげで受験勉強に専念できた面はあり、それでよしとしましょう。

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