去る者は以て疎く、来る者は日に以て親し
連休明けの営業日も今日までで、また週休日になります。
今日は特に突発的な事態が起こらなければ、中抜けして母のフォローに行ってきます。自発的に希望を持つことが難しい母に対する、希望の提供が現在の僕の役割であり、今日もどこから希望のかけらを拾い集めて、少しでもハリを持って生きて糧にしてもらいます。まあ、一番効くのは、理想の住まいへの転居関係、なんですが。
さて、連休明けになると、今の業務もそこそこ軌道に乗ってきています。
最前線の指揮官であった前職のように、リアルタイムの戦況変化に応じた作戦変更とか部隊の移動展開、場合によっては本陣に突入してきた敵との白兵戦といった、緊張感の続く展開はないものの、
中長期的に戦い続けるために不可欠なロジにあたる、支援システムの再構築とか、リスクマネジメント対応、法務における攻めの戦略のサポート、守りにあたる訴訟対応を念頭においた準備態勢強化は、着実に進めておくことが求められます。
このへんは、僕が直接あれこれ考え指示するまでもなく、各部門の責任者が自律的に動いているものの、全体を把握して、適宜アドバイスをするために、僕自身も頭の体操をして、自分なりの思想を持っておく必要があると感じています。
いずれも、炎上するとトップを巻き込むことは必至で、炎上が直撃するところにはいないものの、むしろ火急の対応に追われない、後方支援の責任者として、セーフティネット、再発防止策といったところは、トップにアイデアベースでも話をできるようにしておかないと、逆にネジを巻かれきつくなるかもと感じています。
前職の方は、一つの案件が佳境に入り、大変シビアな攻防が日々繰り広げられているようで、僕自身も陰ながらサポートしていますが、正直、すべての情報をリアルタイムに持っていないので、意識がついていかないし、臨機の対応は現行体制に任せるしかない。
がっちり密着してきた2年間でしたので、無理に引きはがすことは難しく、4月は伴走してきたわけですが、そろそろ、今の体制に任せ、自分は求めに応じて協力するというところに、ひいた方がよさそうな感じですね。
去る者日々に疎し、僕がもう一度、前職に戻ることはないでしょうし、ポストが上となり、同じ事業を所掌するポジションに就くにせよ、それは少し先のことになるでしょう。
人材確保と育成の両面で組織全体が危機的な状況にあるので、限られたリソースで戦線を維持するための方策を考え、少なくとも後方支援不足で撤退ということがなるべくないように、事業部門を支える仕組みを考えていく、僕自身の思いに先行するかたちで、来週以降はシフトチェンジしていきたいと思います。
年始にひっくり返したばかりの砂時計は、思った以上に落ちています。
日々のルーティンの積み重ねって、人生をスライスしている自覚なく、振る舞えてしまうので、どこかで、毎日、ちゃんと考える時間を持たないと、一年なんてあっという間なんですよね。