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自己の物語で充電

 昨日は絶望的に体調の悪い状態で、朝型から極端にバッテリー残量が低下しており、セーブモードが発動されたような状態になり、午前中などは意識がもうろうとしていました。これが五十肩の影響か、何かほかに原因があるのかわかりませんが、非常に身体がだるく、時折、薄目になり、脳内に情報が入ってくるのを制御しながら、無用なエネルギーを費消するのを避けていました。
 本来なら帰りたいところでしたが、重要な外部のお客様との面談が2件アポが取られており、ハードネゴな外部との打ち合わせが1件、役員への説明も3件入っており、とにかく行けるところまでは何とか持たせようという気持ちでやっていました。
 ただ、気を張る局面では、自分に緊急でエネルギーがチャージされるのがわかります。おそらく、自家発電の予備電源のようなものが発動し、ふだんは使われない回路から充電されるようです。当然ながら、そうした局面が終わると、ほどなく緊急措置が解除されるらしく、すぐに萎れた状態になります。ただ、何度か気を張る局面に立ち会い、その間にチャージされると、消費エネルギーがチャージ量を下回る状況が続くと、自分の中のバッテリー残量が増えるように感じました。
 夕方近くになれば、接客においても、むしろ相手方からエネルギーを頂戴するような場面もあり、予備電源を発動せずとも、何とか稼働を続け、一日のタスクをすべて終えることができました。
 こうした自分の認識は、己が心の紡ぐ物語に近く、生理学的、精神医学的な裏付けがある話ではありませんが、物語を紡ぎながら進めば、内側に押しつぶそうとする精神の有り様の中でも、内側から心を支え、その状態を保ったまま、所定の行程を終えることができることがわかりました。
 もちろん、無理し続けることは禁物なのでしょうが、現実世界の辛さに、自己の物語を紡ぐ力で抗し得ることを、実感した一日でした。

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