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専業主婦は肩身が狭い

 うちはいわゆる一馬力であり、一億総活躍、女性が外に出て働くことが当たり前になっている昨今では、少数派、絶滅危惧種となりつつあります。今日もある年配の人と話をしていたら、生活に余裕があるから奥さん働かなくていいよね、子どもは小学校に上がったのだから、働かせればいいのにと言われました。
 確かに、家計的にはその方が助かるのですが、家を買わないという選択肢を取れば、今でも生活できなくはない、何より、相方は仕事と家庭の両立ができるほど、器用ではないんですよね。仕事は子どもが生まれるまで20年近く続けてましたので、デスクワークであれば問題なくできるのですが、パートでも仕事に出てしまえば、途端に家事との両立に疲弊してしまうと思います。子どもたちも中学生と小学生とはいえ、家に母親がいることでの安心感があって、今はのびのびと育っているようだし、家庭内のバランスを崩すぐらいなら、自分の稼ぎの範囲内で生活して行けばいいのかなと思っています。
 みんながみんな、ハイスペックであれば、総活躍できるでしょうけど、スペックがなければ、仕事と子育て、家事の両立はなかなか難しいので、世の相当数の人が、どちらかを選択せざるを得ない状況にあると思います。そうなると仕事を選んで子どもをあきらめる、そういう人が少なくないから、少子化が進んでいる、そこは両立できる人向けの政策がいくら充実しても、それが難しい人には活用しようがない、なぜ子どもを預けて仕事に出ないのか、仕事をしながらでも子育てできるじゃないかと言われても、できない人には難しい。このへんは、健康なんだから、若いから、皆やってるじゃないかと言われても、なかなか難しいように思いますし、第一、子どもの立場に立った時、何が第一なのかを考えると、母親の存在は大きいと思わざるを得ず、自分の経済的自由度を追求することには相反するんですが、むしろ自分が現状に安住せずに高いところを目指すエンジンになっていると思い、周囲のそうした心ない声は聞き流し、家族を守り、自分を高めて乗り越えていきたいと思います。

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