時間がダブルで生み出されることを実感

 今週はどうしても、追い詰められたメンタルとの攻防が記事のテーマになってしまいます。月曜日の朝にいよいよという状況に追い詰められ、主治医に喝を入れられて、薬を増強され、さらに職場の配慮も作用し、何とか土俵際で踏みとどまって、一週間かけて少しずつ体勢を立て直してきました。休みを月曜日の半日だけで危機を乗り切ったわけで、自分としてはよくやったと思います。
 もちろん、こうした状態に追い込まれるには、過重な負担の蓄積があり、薬の強い作用で負の感情を抑え込んでいることを考えると、本当は仕事から自分をシャットダウンして、2週間ぐらい静養しないといけないのかもしれません。
 じっさい、翌日のふらつきなどの作用が強い薬を昨晩は服用せずに眠ったところ、明け方にリアルのネガティブな側面を極大化したようなストーリーが夢の中で展開され、夢から覚めても後味の悪い思いが残るものでした。自分の中にある負の感情のストーリーの組み立ては巧妙かつ精緻であり、これも、我ながらよくやるようなあと思います。
 話が逸れてしまいましたが、静養をしたくても休むことが出来ないのが今の立場のしんどさであり、ここで2週間静養できる程度の責任しか背負っていなければ、ここまで追い詰められることはなかったと思います。

 ただ、昨日から、部門長である自分と同格の人が同じセクションに時限的、緊急的に配置されたことで、精神的な負担がかなり楽になりました。
 これまでは自分の部下に、担当役員へのレクとか対外的な折衝など、本来は自分がやるべき業務をお願いしていたので、前段としての実務的な仕立ては自分でやってはいたものの、何となく申しわけなく思っていました。
 同格の人であれば、役員レクなどをやっていても、役割分担をしているのだろうという程度にしか役員側も思わないでしょうし、対外的にも、「格下をあてられた」という思いを相手がせずに済みます。
 昨日から、僕はそうした役員レクや対外折衝については、GMとして指南する役回りに徹したわけですが、これをやってみると、自分の時間が生まれるんですよね。
 何か作戦を考えるにしても、今までは走りながら考えていたところが、落ち着いて作戦を練られるようになっていて、役員レクのための説明の段取りを考えたり、対外的な折衝でどこまでこちらの本音をチラ見せするかとか、そういうことを考える必要がなくなり、レクの時間も自分で使えるから、ダブルでポイントがたまる感じ。いろいろ考えられるし、目先のことを優先して、大物の案件に対する思索や作業を、しばしば中断させられるようなことがなくなります。
 なるほど、今まで、いかに自分で多くのものを抱えてきたかを、今さらながら知らされました。
 今日からの三連休は、よほどのことがない限り、仕事は断線して過ごしたいと思います。


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