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平均点への道半ば

 中学1年の息子の最後の定期試験の答案が返ってきました。

 結果は、やはり厳しいものでした。

 数学と英語は相変わらず苦戦しており、社会は少しマシだったものの、直前で勉強していなかった範囲はあまり点が取れませんでした。理科に関してはそれなりに点数は取れていたものの、平均には届かず、結局のところ、目標としていた平均点には到達せずに中学一年の試験シーズンが終了しました。

 部活動はしていないものの、学校生活自体は楽しいようであり、友達ともまあまあうまくやっているようです。それ自体は何よりも大切なことだと思います。ただ、やはり勉強の結果が思うように出ないことは、自己肯定感の低下につながり、本人の良い意味での自尊心を削っているのではないかという心配があります。

 本人も、たまに自虐的なコメントを発することがあり、親としては「どうにかしてあげたい」という思いが募るばかりです。

 もちろん、親ができることには限界がありますし、口を出しすぎても逆効果になるでしょう。

 それでも、勉強が空回りしている現状を見ると、何かしらの方向性を示してやることは必要だと感じます。今回の期末試験では終盤で、横長の単語帳を使った学習に効果があったことが示されました。次回はもう少し対象を拡大し、単語帳学習に取り組んでいきたいと思います。

 中学二年生になれば、学習内容はさらに難しくなります。それに伴って、本人のモチベーションが下がらないよう、どこかで成功体験を積ませてあげることが必要です。全科目を一気に底上げするのは難しいですが、まずは一つ、手応えを感じられる科目や学習法を見つけられれば、それが他の教科にも波及していくかもしれません。この、橋頭堡づくりが、なかなかに難しいわけですが。

 「勉強はできたほうがいい」と頭では分かっていても、結果が出ないと面白くないですし、続けるのがしんどくなるのは当然のことです。ただ、ちょっとした工夫や取り組み方の違いで、勉強が「しんどいもの」から「少しはできるかもしれないもの」へと変わることもあります。そうした変化のきっかけを、何とか息子にもつかんでほしいです。

 焦らず、少しずつでもいいので、次の一年が今よりも少し前向きなものになることを願いながら、できる範囲でサポートを続けていこうと思います。

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