今の立ち位置と訣別を決意した日
今日は僕自身には、直接の影響はないものの、個人の思想信条に土足で踏み込むような話が、僕の職場でありました。
思想信条について、具体的に記載することは差し控えますが、たしかに、土足で踏み込んだ対象である、特定の思想信条を持つ集団については、世間一般から見ると、自分たちの主張こそ正義であると主張し、その指導者の無謬性を声高に主張し、それを信じられない者は異分子として排除する、鼻持ちならない一団であることは確かです。僕自身は、人間の集まりであれば、どんなに崇高な信条や理念を持つ組織でも、間違えることはあると思っており、無謬性を主張している時点で、逆に信用できない思ってしまいます。
とはいえ、そうした集団に属したり、特定の宗教団体に入信したり、そこまでいかなくても、主張に賛同したり、好意的な感情を持ち、関連書籍を求めたり、セミナーに参加したりすることは、個人の自由であり、その個人の自由を調査し、攻撃するようなことを、のさばらせている時点で、組織風土としていかがなものかなと、思ってしまいます。
もちろん、今の段階では、そこまで目くじらを立てることなのかと、思われるかもしれませんが、こうした思想統制的な動きは、はじめは何気ないところから、次第に真綿で首を絞められるように、追い詰められるものであり、僕のように、自身にマイノリティーの側面を持ち、多様な価値観を内包する組織や社会を良しとする人間は、思想統制したい人間からすると、社会の調和を乱す許しがたい人間であり、いずれ、それを理由に、排除されたり、思想改造を余儀なくされる可能性があります。
自分の個性や人間性を失ってまで、この組織に居続けたくはない、そう強く感じた今日の日は、自分が今の立ち位置から決別する気持ちを確固たるものにした日として、後に銘記されるのかもしれません。