『危機の神学』 若松英輔/山本芳久
年末年始読書備忘録です。ついこの前出たばかりの『危機の神学 - 「無関心というパンデミック」を超えて』を読みました。
若松さんと山本さんの対談形式は『キリスト教講義』でとても楽しく知的興奮に満ちていたので、今回も期待して頁をめくりました。
一般的に神学と云うと、大変とっつきにくく、縁遠いものと思われがちです。(僕もそうです。)しかし、いま特にコロナ禍にあって、人類が直面している危機の問題と絡めて考えると、神学が個々人の生き方・考え方に直結する問題を孕んでいるということを、こ