フィロのス、OCHA NOMA、アメフラが揃い踏み 歌舞伎町UP GATE↑↑@ Zepp Shinjuku (TOKYO)ほか
新しく出来たZepp Shinjuku。音響がよくVRなどの映像の使い勝手がいいというもっぱらの評判のため、そういう条件を存分に使いこなせる実力を持つAMEFURASSHIがここでどんなパフォーマンスを見せてくれるのかが、とても楽しみでチケットを取った。
直前というわけではないがこのフェスでは同じ会場をフィロソフィーのダンスやハロプロの実力派OCHANOMAのパフォーマンスも予定されており、動員、知名度はともかくこういう実力派のグループとの比較でAMEFURASSHIの実力のアイドル界での立ち位置が浮かび上がるのではないかとの期待もある。
5つ会場での開催だが、2つ目の出演グループがファロソフィーのダンスということもあり、今回は移動は諦めて、最初のナナランドからZepp Shinjukuに居座ることに決めた。
まずよかったのはフィロソフィーのダンス。新メンバー加入後、ライブを見たのは初めてでどう変化しただろうかと見てみたのだが、新メンバーふたりも歌唱力は高いので基本的なラインに違いはないが、印象としては少しアイドル味が増したのではないか。とはいえ、日向ハルの存在感はやはり特別で、奥津マリリも素晴らしいボーカリストではあるが、もし日向がいなかったら、フィロノスのことを東京女子流と似たようなグループと感じていたかもしれないと思った。この日も披露した新曲「シュークリーム・ファンク」が可愛いに寄せた楽曲であることもそうした印象を強めていたかもしれない。
ハロプロのOCHA NOMAも初めてライブを見た。ハロプロらしく歌唱力、ダンスのパフォーマンス力は高いが、音楽性は面白ろの要素が入っていてAMEFURASSHIのようにトレンド最先端と言うよりはかなり歌謡曲寄りに見えた。容姿も目を引くような美人が数人含まれており、アイドルグループとしてのクオリティーは極めて高い。よくも悪くもこうした大衆性がハロプロらしさなのかもしれない。
そして、この日の目当てであったAMEFURASSHI。このところ、何度かリリースイベントにも顔を出して新曲のパフォーマンスなども見ているのだが、Zepp Shinjukuの音響や空間のよさも相まって、普段にも増して水際立ったパフォーマンスを見せてくれたのではないだろうか。前述の2グループなどはアイドル界でも上位を占めるパフォーマンス力を見せているグループだと思うが、手前味噌に見えたら申し訳ないが、この日見たライブパフォーマンスの中ではもはや遜色がないどころか頭一つ抜け出した存在になるつつあると感じた。
パフォーマンスの時間はほかのグループと同じ25分だが、この時間の中で千変万化の色合いを見せて飽きさせない。AMEFURASSHI の場合、実力はありながらトップアイドルが顔をそろえるような規模の大きなアイドルフェスではかならずメンバーの誰かが病欠になったりして、十全な実力を見せることができずにきた。そしてそのせいで超ときめき宣伝部、ばってん少女隊、いぎなり東北産、ukka、CROWN POPなどスタプラ内の他のグループがメインステージで覇を競うようなライブを見せつけるなかで、メインステージには出られず小さなステージを割り当てられることが多かった*1。
この日参加したグループのライブの傾向をみてもAMEFURASSHIのパフォーマンスがこうしたアイドルフェスの集まるようなアイドルファンの求めているものとは隔たりがあるのではないかとは感じたことも確かだが、やはり@JAM EXPOやTIFのような大規模アイドルフェスのメインステージで一丁ぶちかますようなパフォーマンスを見せつけることはここから違うステージに向かうためのきっかけとしては必要ではないかと思えるし、今年は何としてもそこに届きたいというのがメンバー・運営陣の総意ではないかと思う。