障害を抱えながら「企業で働く」という選択肢 (1/4)
はじめまして!かもみぃるの下茉莉です。
私は約10年、就労相談の仕事をしてきました。
・仕事が長続きしない
・障害があるのかも?
・障害者手帳を申請しようか悩んでいる
・自分に合った働き方を知りたい
仕事が長続きしない原因の1つが病気や障害ということもあります。
そんな時、自分に合あった無理ない選択肢を考える手伝いをしてきました。
そんな中で感じた「意外と曖昧になっている就労支援アレコレ」について、ビシバシひも解いていきたいと思います!
そしてこの連載が、障害当事者と支援者が一緒に将来を考えるキッカケになることを願っています。
1. 何のために「はたらく」のか
「働く」という言葉は「ひと」のために「動く」と書く。
「はたらく」ことは「はた(周囲の人)」を「ラク」にすること。
会社に雇用され、給与をもらうだけが「はたらく」ことではありません!
家事をし、家計をやりくりする主婦(夫)は小さな経営者。
ちょっとした労いの行動や、安心させるための行動も周囲をラクにする。
対価はお金とは限らず、経験や人間関係など色々…。
自分が何のために、誰のために、どんな形で「はたらく」のかは人それぞれ理由や方法がある。
お金、趣味、誰かを安心させる、養う、自分に自信を持ちたい…と、何だってOK。
そのうえで、今回は「障害者が仕事をする」という視点から話をしていきます。
2.様々な「働き方」の選択肢
障害者が「仕事をする」時の選択肢は意外と沢山ある。
例えば、
雇用契約に基づき、「働きに応じた賃金(給与)」という形で対価を得る場合、周囲をラクにすることは、「企業の維持発展のために求められることを達成できたか」で判断されます。
働き方によって、障害へ配慮してもらえる度合いも変わってきます。
自分に合った働き方を考えていけるといいですね!
ちなみに、企業で障害をして働く選択肢の中に「障害者雇用枠」というものがあります。