アルミとサーバインとショット・ウェポン
「部屋とYシャツと私」みたいなタイトルですが、7月21日発売の月刊ホビージャパン9月号で製作しましたPLAMAXサーバインの補足記事になります。
製作記事の方はぜひ本誌をご覧ください。
今回のサーバインは外装をメタルカラーで金属的に仕上げています。記事中では指定文字数が今回割と少な目だった事もあり、制作イメージをざっくりと「工業的量産機」という表現にしていますが、加えて「甲冑」もイメージして仕上げました。
オーラバトラーの生みの親であるショット・ウェポンがアメリカ出身のエンジニアだという設定、アメリカ=工業大国というイージーな発想からどうもオーラバトラーに対して凄く「機械製品」というイメージが昔からあります。加えてバイストンウェル世界の中世感と相まって、自分の中のオーラバトラーは「野心家の作り上げた機械化巨大騎士軍団」という感じなんですね。(騎士には馬が要りますがまあイメージなので)
一度そういったイメージでのオーラバトラーを作ってみたかった事もあり、今回、しかも著しくかっちりした造形のPLAMAXサーバインという好素材もあって制作した次第です。
製作については「サーバイン」というキャラクターの設定とは関係なくオーラバトラーの一つとして捉えていますのでその辺りはご容赦ください。
キットとしてはほぼ弄るところがないのですが、唯一ベイルを小型化しました。(あとちょっとヒロイックな印象を変えたかったので角は先端カットしてます)
付属のベイルはかなり大型で、個人的には戦闘用というより儀礼用という印象です。
前述の「野心家の作り上げた機械化巨大騎士軍団」としては、もっとこうアクティブというか実戦的な雰囲気が欲しかったので小型化していわゆる「カイトシールド」といわれる形状に変更しています。
レリーフを横断するくらい派手な刃傷を入れようかとも思ったんですが、「コンプライアンス的にちょっと」と言われると困るのでやめておきました。
塗装については今回Mr.カラーのメタルカラーシリーズをメインに使用していますが、塗装後に磨く素材によっても表情が変わってすごく面白いんですよね。
ちょっと記事中では簡潔に説明できないと思って書かなかったんですが、今回仕上げに使ったのがこれです。
メタルカラー「アルミ」、のなんか乾ききったやつ。
うまく言えないんですけどカチカチになってるわけじゃなくていい感じに溶剤分だけ蒸発して金属粉のみ残ってる感じです。
これを筆にとって塗装面に置いて磨くとまたいい感じに金属感が出るので、最終的に目立たせたいエッジやワンポイントで仕上げに使いました。
同系色のステンレスなんかに同じように使うと、そこだけ金属感が変わるので、アルミの叩き出し、磨きっぽい表現にも使えます。
オススメ!なんですが、蓋を開けたらこうなってたので作り方は不明です…
興味ある方は塗料を雑に扱ったりして挑戦してみてください。
そんな感じで製作しましたPLAMAXサーバイン、今月号では自分も含め3人がサーバイン作例を競作しています、どの作例も見ごたえありますので、ぜひホビージャパン本誌の製作記事もご覧ください。
それではまた。