【13】 会場広いのに人数制限・・・
6月27日、教育委員会。市役所の会場前には、たくさんの人たちがたむろしていた。そして何やら怒っている。
あ。と思った。人数制限がかかっていたのだ。周りの人に聞くと、「10人に制限されてた」という。急いでネットを見た。福津市教育委員会傍聴人規則。
規則には、10人という制限はなかった。受付をしていた女性職員に聞いた。
「どうして10人なんですか?」
「会場の大きさからです」
会場をのぞいた。だだっ広かった。
「え。これ、もっと入りませんか」
背後で、市民の声はどんどん大きくなっていった。
「会議規則にもないのに、なんで人数制限なんだ」
「おかしいじゃないか。公開の会議なのに」
吉崎教育総務課長と石津教育部長もやってきた。
「会場の関係からですね、え〜本日は10人までとなっております」
「教育長代理に聞いて。教育長代理に!」
二人が中に入っていって、3、4分後に帰ってきた。
「今回は、全員入っていただくことになりましたので」
みんな胸をなでおろした。
「ただし、資料の用意はございませんので」
「そんなのいいわ!」
と誰かが言った。
疲れる、本当に疲れる。なんで。なんで規則にもない制限をかけられて、公開の会議を聞くというだけで、こんなに疲れさせられるのだ。しかもその後、私たちは、会場の玄関前で15〜20分くらい待たせられることになった。公開の会議のはずなのに、なんてしっかり打ち合わせをすることだろう。ようやく入室を許可されたときには、10時20分になっていた。
これだけ多くの人たちが集まったのは、もちろん流域住民14人が集まった請願の結果がどうなるかを知るためである。ほかの項目が次々に終わり、ようやく請願についての時間になった。録音も禁止ということなので、私はしっかりメモ帳を準備して、速記でほぼすべてを書き上げた。なんていうか・・・書いていて本当にいやになった。
まず、吉崎教育総務課長が、出た請願項目を読み上げ、それに対して「教育部としての見解」を述べるのだ。私、本当に嫌な気持ちになった。これだけ「教育部としてのバイアス」をかけて、それで「判断どうぞ」というのが、公正な合議と言えるのかな?
それでも、最後の教育委員さんたちの言葉に、私たちはまだ希望の光を一筋見た思いになった。次のnoteに、私の書き起こしを載せる。
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