【交響する氷見 001】 里山にある元小学校で、「村まつり」のような音楽祭を!
農村にオーケストラの音、鳴り響くを夢見て
小生、富山県氷見市の中山間地域で循環型の農を営まんとする、百姓見習いのようたろうと申します。「藝術農民」という屋号で稲や各種野菜、果樹などのお世話をさせてもらって居りますが、随分と未熟です。
そんな、いち農民見習いが無軌道に旗を振らせていただき、この春(2024年4月)、氷見の里山の元小学校で音楽祭を開催させてもらうこととなりました。地域の方々、仲間たち、先輩、家族・親族、等々、皆さんおかげさまです。
氷見を拠点とした、この音楽コミュニティプロジェクトを、「交響する氷見プロジェクト」と呼んでいます。
今回の演奏会「春の祭典2024」は、あくまでも管弦楽を中心とするラインナップですが(ジャズなどもあります)、クラシック音楽だからといって、肩肘張らず、心を開け放って楽しんでもらいたい。
のどかな農村にある廃校となった小学校を舞台に、みんなと「村まつり」のような音楽祭を創っていきたいと思っています!
「春の祭典2024」について
今回は、立ち上げて間もない「交響する氷見祝祭管弦楽団」の初のお披露目となります。みなさん、どうか温かい心でもって楽しんでいただけると嬉しいです!
さらに、助っ人として、北陸各所で精力的に活動している楽団もお呼びしています。
管弦楽だけでなく、木管アンサンブル、声楽曲(オペラ)、ジャズなど、多様性のある音楽をお楽しみください!
開催日
2024年4月14日(日)
12:00〜17:00
※11:30開場、12:00開演 & 開宴
16:00ごろ終演予定
[ところ]
久目地区交流館(体育館、ほか)
[駐車場]
久目地区交流館(元久目小学校)の校庭。係の者が誘導します。
入場料
無料(全席自由)
※今回は、2024年1月に起きた「令和6年能登半島地震」の被災地に対するチャリティコンサートとさせていただきます。そのため、ご都合がつく方は、投げ銭・募金に、ご協力をお願いできればと思います!
※会場内のスリッパの数が限られているため、「うち履き」のご持参にご協力ください!
演奏団体
(1)交響する氷見祝祭管弦楽団
「交響する氷見祝祭管弦楽団」は、「交響する氷見」プロジェクトのために結成された楽団です。
「楽団員」という固定的な枠組みは設けずに、演奏会ごとに集って、音楽でゆるやかに心を通わせようー、
そんなふうに、心理的安全性の高い“コミュニティ(拡張された家族)”のような楽団運営を目指しています。
今回、集まってくれた演奏仲間の皆さんも、
・普段から他の団体、グループでがっつり活躍されている方
・音大で本格的に音楽を学ばれてきた方
・ちょっとブランクがあるよという方
・吹奏楽はやってきたけど、オケは初めてという方
・ジャズの方が、実はメインですよという方
・普段は首都圏、関西にいるという方
…などなど、
実にカラフルなメンバーで構成されています。それぞれの音の重なり合いで、ひとつの音楽、ひとつの世界を作り上げることに、歓喜と有り難さを感じながら、当日を迎えたいと思います!
[演奏曲]
・G.ビゼー「アルルの女」
- 第1組曲抜粋(プレリュード、カリヨン)
- 第2組曲全曲(パストラール、間奏曲、メヌエット、ファランドール)
・J.オッフェンバック「天国と地獄(序曲)」
・A.ドヴォルザーク「交響曲第9番『新世界より』(4楽章)」
・スタジオジブリ:オーケストラ編曲
- 海の見える街(映画「魔女の宅急便」より)
- もののけ姫(映画「もののけ姫」より)
- いつも何度でも(映画「千と千尋の神隠し」より)
- 人生のメリーゴーランド(映画「ハウルの動く城」より)
・J.シュトラウス2世「こうもり」
-シャンパンの歌
-アデーレのアリア「侯爵様、あなたのようなお方は」
・W.A.モーツァルト
-魔笛:夜の女王のアリア
-アヴェ・ヴェルム・コルプス
・林詔伶「氷見の冬 第1楽章(氷見海岸の海越しの立山連峰と気嵐)」
※東京の音楽専門学校で作曲の勉強をしている、台湾出身の林詔伶さん。訪日観光・国際交流コーディネーターとして、北陸地方の富山県氷見市へ出向、駐在(2019年5月から2023年3月まで)。氷見市の四季折々の美しい風景や温かい人々に惹かれ、この弦楽四重奏を作曲。「交響する氷見」が初演を飾らせていただきます!
(2)木管アンサンブル「Musica amicus(ムジカ アミーカス)」
宇奈月(富山県)で毎年開催される「モーツァルト音楽祭」への2022年の出演でデビューした音楽団体、「Musica amicus(ムジカ アミーカス)」。
団体名はラテン語で「音楽仲間」という意味ですが、メンバーみんなが心から音楽を楽しみ、一緒に音楽を作り上げられる仲間でありたいという思いが込められています。
今はクラリネットとサックスのメンバーが中心で、クラシック曲やポップス曲など、様々な曲のアンサンブルに挑戦して楽しんでいます。
徐々にメンバーも増え、ライブハウスなど色々なシーンで演奏しています。
[演奏曲]
・となりのトトロメドレー
・魔女の宅急便メドレー
・アンダー・ザ・シー(ディズニーアニメ映画『リトル・マーメイド』)
・こきりこ節(富山県民謡)
・むぎや節(富山県民謡)
・ムソルグスキー「展覧会の絵」7重奏アレンジ
クラリネット3種類、サックス3種類が登場しますので、そちらの楽器紹介もぜひお聞きくださいね。
(3)de l'aube (ドゥローブ)
「de l’aube 」とは、“始まり”や“夜明け”を表すフランス語。
「夜明けを迎える喜び、はじまる力」、そんな想いを名前に込めた新しいジャズユニットで、クラリネット、ヴァイオリン、ウッドベース、ピアノで構成しています。
「A列車で行こう」ほか、CMなどで耳にしたことがある有名なジャズナンバーなど、スタンダードな曲を集めました。
[演奏曲]
・A列車で行こう(TAKE THE “A”TRAIN)
・セント・トーマス(ST.THOMAS)
・MOANIN’
・Sunset And The Mockingbird
・L-O-V-E
その瞬間、その瞬間に生み出される、音楽の息づかいを、どうぞお楽しみください。
(4)氷見小中高生オリジナル音楽劇「イヤサー!~舞いつなげ、氷見のこえ~」
2023年、氷見で立ち上がった、氷見をテーマにした世界でたったひとつのオリジナル音楽劇を創るプロジェクト。
地元の小・中・高校生たち約30人が集まり、音楽やダンス、アートなど様々な芸術に触れるワークショップを重ね、2023年夏には氷見市芸術文化館にて、素晴らしい演技とダンス・音楽で観客を魅了しました(今年も、新メンバー募集中とのこと!)。
そのメンバーたちが「交響する氷見 春の祭典2024」に集い、ダンスパフォーマンスを披露してくれます!
飲食を楽しみながら、お子さんも大歓迎!の気取らない演奏会
この「春の祭典」では、村まつりのような雰囲気で、全席自由、お好きなように立ち歩きOK。お子さん連れの方も、気兼ねなくご来場ください。
もちろん、他のお客さんが音楽を楽しめなくなるくらい騒がれてしまうと困ってしまうのですが…、お互いにあたたかく配慮しながら、お子さんが少し声を上げるくらいのことは、みんなで笑って許しましょう。
マルシェも併設! 音楽を聴きながら、コーヒーやアルコールなどのドリンク、サンドイッチやパンなどのお食事をお楽しみください。手作り雑貨やアクセサリー、お香も並びます。
クラシック音楽をより身近なものに感じていただけるよう、柔らかい雰囲気をつくって、お待ちしています。
[出店ラインナップ]
- cafe moca(コーヒー豆)
- Bar 堀本(自家製ジンジャエール)
- comeco bonbon(米粉のマフィン)
- PONO(グルテンフリーの焼き菓子)
- パン屋こむぎ(焼きたてパン)
- MINZOKU ~ミンゾク~(手刺繍の小物、焼き菓子)
- W.WORKS(刺繍のハンドメイドアクセサリー)
- ejuka&ejuka lino(手作り雑貨、布物)
- Luuuana(水引アクセサリー)
- YUTAMA(民族布アクセサリー)
令和6年能登半島地震の復興支援チャリティコンサート
今回は、2024年1月に起きた「令和6年能登半島地震」の被災地に対するチャリティコンサートとさせていただきます。そのため、ご都合がつく方は、投げ銭・募金に、ご協力をお願いできればと思います!
たとえささやかでも、みんなの思いを集めて、被災地を応援していきましょう!
「交響する氷見」でもお世話になっている「管弦楽団 オルビスNOTO」さんは七尾を、「すずカルテット」さんは珠洲を拠点としています。氷見も被災地ではありますが、より激甚な被害があったエリアに居る仲間たちを、少しでもサポートできれば…。
みなさんのお力・お知恵も、どうかお貸しください。よろしくお願いします!
みなさんからの募金・想いは、「管弦楽団 オルビスNOTO」さんへ
今回のチャリティーコンサートでみなさまからお預かりしたお金は、想いとともに、「管弦楽団 オルビスNOTO」さんにお届けすることといたします。
「オルビスNOTO」さんも、令和6年能登半島地震の影響を少なからず受けられました。団員の中には、ご自宅に大きな被害を受けた方もおられます。
そこで、「オルビスNOTO」さんの“楽団としての活動”に対して、今回、同じオーケストラ楽団として、「交響する氷見」より支援の気持ちを送らせていただければ、と決断した次第です!
Director : 三輪大輔(藝術農民クリエイティブ・ディレクター)
令和6年能登半島地震「能登へキレイ送りプロジェクト」
「オルビスNOTO」の団長・伊藤昇さんは、石川県七尾市で美容室を営みながら、長年、地域活動に勤しまれてきました。そんな伊藤さんが、今回の震災を受けて、ひとつの復興支援プロジェクトを立ち上げられました。
美容から支援の輪を繋ぎ、能登地区のみなさまが安心して足を運べるサロン環境を整えるための応援の取り組みとして始まった、「能登へキレイ送りプロジェクト」です。
「交響する氷見」(藝術農民)は、この「能登へキレイ送りプロジェクト」を応援しています!!
今回、このプロジェクトを応援したいという想いで、ひとつの動画を制作しました。
Director : 三輪大輔(藝術農民クリエイティブ・ディレクター)
この動画は、支援受け取り側の代表である、「リアルヘアカッティングYOU」伊藤昇さん(能登・石川県七尾市)の、プロジェクトに込めた想いをまとめたものです。
朋だちのみなさん、ぜひぜひ、この動画、ご覧ください。そして、多くの方に伝えていってください。
それぞれができる範囲で、すこやかに恩を送っていける、そんな世の中になりますように。
藝術農民 / 交響する氷見・浅見ようたろ、拝
賛助団体のご案内
プロミネンスリンク交響楽団
金沢を中心に、北欧音楽をはじめ、普段あまり演奏されないような秘曲・名曲の数々を披露するなど、意欲的な演奏活動を続けています。
歌あり、ピアノ独奏あり、ジャズあり、スパッラ(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ=肩掛けチェロ)あり!
写真は、金沢湯涌創作の森(石川県金沢市)で行われた「湯涌自然音楽祭2023」の様子。
今回、「交響する氷見祝祭管弦楽団」で指揮棒を振ってくれているのも、プロミネンスリンク交響楽団を率いる朝倉崇先生です!
[ 朝倉崇(あさくら・たかし)先生プロフィール ]
北欧音楽研究家。指揮者・作編曲・音楽企画プロデュース。
北陸を中心に全国各地で指揮活動や企画プロデュースを実施。バロックから近現代のクラシック作品を中心にしつつも、民族音楽やポピュラーなものまでジャンルにとらわれない活動を行う。
ライフワークの北欧音楽研究では北欧各地にも度々訪れ、現地ミュージシャンとの交流も行うほか、寄稿・コンサート企画などを通じ、日本とスウェーデンの文化交流にも携わる。
[ プロミネンスリンク交響楽団について ]
2006年発足の、金沢を中心とする小編成オーケストラ(主宰:朝倉崇)。
プロミネンスは太陽の『紅炎』のことで、熱い情熱の輪が繋がるイメージでプロミネンスリンクと名付けられた。
邦人作品や世界各地の音楽なども含めた珍しい作品・ユニークな作品にも取り組み、自由で創造的な活動を楽しみながら続けている。
毎年秋には金沢湯涌自然音楽祭を開催(2024年は11月17日を予定)。