いったい僕らはどこへ向かう【プロポ】221128
そこまで広くは知られていないであろう良曲。
サブスクやYouTubeのおかげで、聴きたい曲が収録されたCDを買ったり借りたりしたときの喜びはどこかへ飛んでいってしまった。
それは、全ての物事に当てはまるのかもしれない。
当たり前のように蛇口から出る水と、ようやく水辺にたどり着いて飲んだ水の味は、全く違うだろう。
便利さは、我々を幸福にするのか、はたまた幸福を奪っているのか。
もしかしたら幸福の総量なんて、いつの時代も変わらないのかもしれない。
一つ間違いないのは、自分が生きる「この時代」を恨んでも何も意味がない、ということだろう。
なので、甘んじて受け入れて、私は今日もマスクを着けて仕事をする。