スケッターに共感した理由
2020年8月、本来であれば東京オリンピックが開催されていた夏。
私はインターネットで「スケッター」というサービスを発見し、強く共感してすぐに連絡を入れました。すると詳しく説明するのですぐに会いに来てくれるとのこと。8月18日に面談の約束をしました。確か1回目の緊急事態宣言が解除され少し落ち着いてきた頃合いだったので。しかし、結局、直接の面談ではなくオンラインにしました。これはコロナを恐れたというよりも東京の酷暑があまりにひどく、この酷暑の中、営業に来てもらうようなものなのであまりに理不尽なことをしていると感じ、当時、流行り始めたZOOMも体験したいということでセールスマネージャーのDさんとZOOMで面談しました。1時間ほどの面談でしたが、首がもげそうになるほど共感し共鳴しました。なぜ私がそれほどまでにスケッターに「希望」を感じたのでしょうか。
私が当時、自分の施設に対して感じていた閉塞感
①人手不足
介護業界の人手不足は実は事業所単位で見ればほんの数名です(今のところ)。だから今いる職員がちょっとなんとか無理すればシフトは回ることは回るのです。ただフリーの職員を置けないので、何か突発的な対応があるとその分、残業して解決するか、業務を省略するか・・・省略されがちなのが入居者とのなんでもないコミュニケーションです。一緒にTVを観て笑ったり、昔話をゆっくり聞いたりとかそういう時間。そういう時間が作れないことで私は、入居者さんの人生が思うように関われないことに大きなストレスを感じていました。
②社会から切り離されている
私の勤務していた施設は1階がショートステイ、2階がケアハウス、3階・4階がグループホームだったのですが、まず正面玄関はオートロックでサービス別のインタフォンがついていて各フロアから遠隔で解錠するか出迎えに行かないと入れません。さらにユニットごとにオートロック扉になっていて職員がいないと出入りできない構造になっています。離設(認知症の進行で一人で街中に出ると戻って来れなくなってしまうこと)防止のためです。
仕方がないのかなと思いつつも、この構造自体が社会との隔離を作っています。気軽に人が出入りできないようになっているのです。だから、ご家族は施設に入れてしまえば「もう安心」という雰囲気になってしまうのかもしれません。
③何から何まで職員がやっている。
掃除や洗濯、食器拭き、消耗品発注、行事やレクの企画運営。事務仕事。これは保育士さんとかも同じだと思うのですが、事業所の中で発生するあらゆる業務をシフトに入った職員で回しています。これはなんとかならないかなーと思っていました。
スケッターのサービスはこの3つの問題を同時に解決してくれます(ホントはもっとありそうだけどとりあえず)。複数の問題を同時に解決するのホントに良いアイデアというものです。
つまりスケッターというサービスは、介護現場で行われてる様々な業務を切り出して(この中には介護士でなくても誰がやってくれても良い仕事がたくさんあります)短時間でちょっとだけだったら介護現場の仕事を手伝ってみたいという人たち(スケッター)と人手不足で本来やらなければいけない入居者さんへの関わりができずに困っている施設を結びつけるマッチングサービス。
そしてスケッターさんが入ることで、現場に新しい外の風が入ります。入居者さんにとっても、外に向けて開かれた雰囲気になることは良い効果があります。施設の中では固定的な人間関係になりがちなので。
そしてさらに、スケッターさんの中には、介護の仕事にちょっと興味があるけれど自分にできるか不安と考えている介護人材候補も時々いるとか。
また普通の仕事をしているけれど、休みの日に社会貢献したいと考える社会人の方とか。
Dさんと話した時にはこの介護現場の人材獲得につながる可能性があるというところに大きな可能性を感じ当時の上司に相談したのですがコロナ禍真っ只中だったため断念せざるおえなくなってしまいました。
あれから四年の時がたち、スケッターの活用も可能になった今、人材獲得以外にもスケッターには大きな可能性があると感じています。
それは介護業界に就職しなくても「介護の仕事」に関われるチャンスだということです。「子育て」もそうですがこれからの時代「介護」は子供や家族が背負い込まなければいけないものではないです。かといって「誰か」がやってくれるわけではないのです。
親子や兄弟と言った血の繋がりに縛られる必要はないけれど、「全員」でやらなければもはやこれからの時代の「介護」は成り立ちません。数字を見ればわかるはずです。親と同居はもちろん同じ地域に暮らしていなければその地域に任せるしかありません。ならば自分も今住んでいる地域の介護には少しでも貢献する必要があると思います。
そうした貢献の選択肢としても「スケッター」には大きな可能性があると思います。よかったらぜひスケッターに登録して地域の介護に貢献してください。