療育の魔法!自閉症グレーゾーンの息子が大嫌いな「おりがみ」をすすんでやった話
わたしには自閉症のグレーゾーンの5歳の息子がいます。
息子は働くクルマなどの乗り物がとても大好きで、手先が不器用という特徴があります。
息子の手先を器用にするために、いろいろな方法を試してきましたが、なかなか効果がありませんでした。
お箸を使ってご飯を食べるのが下手っぴで、ハサミを使うのをイヤがります。
当然、指先を使う工作は息子にとって天敵のようなもので、かたくなにやりたがりません…。
そんな息子と一緒に療育に行った時のお話です。
療育の魔法!息子が大嫌いな「おりがみ」をすすんでやった話
今回は「おりがみ」をやるとのこと。
わたしは、これは息子が拒否するだろうなぁ…と予感していました。
療育の先生は息子に
「今日は おりがみ でトラックを折ろうと思います」と言いました。
すると、息子は「トラック」という言葉に反応して、「折りたい!」と無言で熱烈に先生にアピールしたのです。
その姿を見て、わたしは「うそ?なんで?」と驚きました。
わたしは、プチパニックをおこしました 笑
いつもはあんなにイヤがっているじゃん!なのになんでだ??
嫌いな おりがみ を喜んでやろうとするなんて…。
わたしがプチパニックをおこしているとは知らない息子は、先生からもらった説明書や先生の手の動きをマネしながら、楽しそうにトラック折っていき、最後まで完成させました!
わたしは驚きのあまり、目が点になりました。
なぜなぜ??なぜあんなにイヤがっていた おりがみ をやったのか?
めちゃくちゃ不思議に思ったので、先生に言ってみました。
「息子は おりがみ が嫌いなのに、今日はちゃんと折ることができていて驚きました。家では嫌がるのに…。」
先生の答えはこうでした。
「 おりがみ で何を折るかによって、子どものやる気が変わるんですよ。今回は息子さんの大好きなトラックを折ってもらいましたが、これが箱や財布だったらつまらないと感じて折らなかったでしょう。好きなものと組み合わせれば、やる気を出してくれるんです。」
なるほどと感心しました。
療育のプロの話は参考になりすぎる!
たしかに大人でも好きなもの楽しいことは、ウキウキしながら積極的にやろうとしますよね。
例えば、好きなドラマを見るとか、美容室に行くとか♡
逆に嫌いなものとか苦手なものってなかなかやろうとしない…。家のお片付けとか 皿洗いとか 笑
わたしが息子の手先を鍛えようとしてやらせていたのは、普通に売られているハサミを使うワークや、折り紙でうさぎを折るなど、息子の興味のないものばかりでした。
それはもう、クルマ大好きな息子からすればテンション下がりますよね…。
やる気、なくなりますよね 笑
もし、車など息子の好きなものをモチーフにしたアイテムを使えば、もっと喜んで取り組んでくれたのかもしれません。
療育は息子が勉強する場所だけでなく、親も学ぶことがたくさんある場所だと改めて感じました。
療育は親子で成長できる場所!
プロの意見は本当に参考になり、勉強になります。
療育は親子ともに成長できる素晴らしい場所だなと。
この経験を通じて、子どもが興味を持つものを日常生活に取り入れることの大切さを実感しました。
とくに好きなこと嫌いなことがハッキリしている息子にはピッタリ。
さっそくわたしは、息子のために乗り物をテーマにしたカルタを買って、一緒にひらがなを覚える遊びをしようとたくらんでいます 笑