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机上の空論的マーケティング本を読む前に #破天荒フェニックス @shuji7771 を読んだ方がいい。

あなたは、メーカー出身ですか?広告代理店出身ですか?制作会社や営業会社出身、インターネット・メディア関連ですか?

僕は、商業不動産(ディベロッパー)出身です。それも限りなく「小売業」に近い商業不動産です。

小職は2013年頃からWEBやデジタルの業務に従事するようになりましたが、社会人としての原体験・DNAは、小売業やサービス業に起点があります。(高校生の頃は、公文式の採点講師をしていたり、大学時代は書店員をしていました。)

マーケティング?なにそれ美味しいの?

僕は2013年にグロービスのマーケティング単科コースに通うまで、「マーケティング」という概念とは、縁遠い社会人人生を過ごしてきました。(10年間もw)

基本、流通小売の現場にて、天候要因や競合外部環境に左右されつつ「日々の売り上げ」に向き合い、「担当フロアの現場スタッフ」を鼓舞することが当時の役割でした。

話題のアパレルショップや行列のできるスィーツショップを誘致したり、それを告知するための宣伝広告物を地元の代理店さんと作ったり。まだ、生活者とのコミュニケーションに「デジタル」という手段がない頃から、小売に従事していました。

予算のない地上戦の経験しかなく、「戦略」や「戦術」を練ることは、ありませんでした(苦笑)。需要創出・市場拡大などという「マーケティング」などという「教科書のような概念」とは程遠い「現場仕事」がほとんどでした。(現場仕事なりに、マーケティングのフレームには、そってないけど、経験に起因する改善は日々行なっていましたが。)

昨今の「マーケティングブーム」

昨今、合宿型カンファレンスや有料/無料セミナーが数多く開催していることや、従来までなら、雑誌や業界紙でしか出会えなかったの著名マーケターとソーシャル上で出会えることにより、社会人数年目の若手でも、外資系のマーケティングメソッドや、業界重鎮のtweetに触れ、それに触発・啓蒙され、「マーケティング」がコモディティ化している状況に。

(↑の状況は、良いことかと思います。自分の思いや考えを発信し、それに対して大家がコメントしてくれるなんて、この時代だからこそ。僕も会社の看板の七光りで、宣伝会議や、アドテックにでたりしたものです。)

「マーケティング」は、机上の空論か?

みなさんが、書籍やカンファレンス・ミートアップで「座学で学んでいる」そして、実際、あなたが働いている仕事の「マーケティング」は、生きているものであろうか。

もし、そこに「もや」っとしたものがあるなら、この本をおすすめしたい。

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語

こちら、一部フィクションではあるが(書籍の中では、「パラレルワールド」と表現)かなり、史実に近い状態での記述であると思われる。(特に田中社長もあのSCビジネスフェアに参加していたと思うと、その頃に出会いたかったなぁ、、、とも。でも、その時は国内視野ではなかったからな。)

もし、読むのを迷っているならば、↑のnoteから、冒頭部分が無料で読める。(ってか、今ならkindle版492円。スタバのフラペチーノくらいで、この熱狂が手にできるので、おすすめ。)

昨今、マーケティング界隈では、元P&●などのマーケティング実務大家の書籍が有名だが、田中社長のこのストーリーは、全く違うw。

綺麗なマーケティングの定石など一切登場しない(苦笑)

まさに型破り<破天荒>な選択ばかり。

なのに、不死鳥<フェニックス>のように羽ばたいていく。

会計がわからないマーケターがたくさんいる?? → この本を読んで!痛いほど、キャッシュフローの重要性がわかる! (重要なのに、なぜだか毎回綱渡りw)「黒字倒産」の概念もよくわかるかと。

出版にあたって、#朝渋 でも登壇済み。こちらのレポートもおすすめです。

なぜ冒頭のような問いかけをしたか?

あなたは、メーカー出身ですか?広告代理店出身ですか?制作会社や営業会社出身、インターネット・メディア関連ですか?

本当のラストワンマイル、モノやサービスを、人の手を介して(自らの手を介して)提供したことがあるか、ないか、その経験の有無は、僕は、オムニチャネルやOMOな時代に、キーファクターとなると思っているから。

たとえ、それが、短期の販売のバイト経験でもいい。。(ちなみに●&Gや、某大手メーカーの役員やデジタルマーケターのリーダも、入社後の研修で販売の経験や厨房にはいったりする時代らしい。)

デジタルやアプリやメディアや決済手段は、通過点でしかないことを、一度でも、自身の目で、耳で、手で、認識しているしているか?だ。

(ちなみに、営業会社に転職した今の僕も、現在毎週のように行われる展示会に足を運び、パンフレット配りや、ブースに訪れる人の耳に声を傾けている。そして、週末になれば、クライアント企業様のアプリを使い、その接客を肌で感じている。)

けっして、学問的マーケティングや、マーケティング大家の理論・フレームワークを否定しているわけではありません。

当然、このマーケティングのナレッジは持っている方が、better/bestです。(僕もなんども助けられた。)

ただ、インターネット上だけでの数字遊びや、「影響を与えない」インフルエンサーマーケティング、統計学的根拠も薄いリサーチや単発のブランドリフト調査で一喜一憂したりすることよりも、「ブランドのコア」だったり、「なぜ私たちはこのビジネスをしているのか」と日々自己回帰したり、そのアイデンティティを企業内外に流布していくこと・形成していくことで、事業成長していくことが、教科書にないマーケティング手法だったり。

まぁ、今時な言葉を借りるならば、「ファンベース」とも言えるかも。

正直、僕は、この数年、ポーカフェイスとZoffとJINSでしか、メガネ買ってなかったのですが、「次回は、必ずオンデーズで買おう」と思っています。

この本を読んだ方なら、きっとそう思うはず。

ちょうど、今日、こんな記事が。オンデーズ社が、ここに並ばなかった理由は、「教科書的なマーケティング」から回答ができるのであろうか。

ぜひ、ご一読を。


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