わたしのロッタちゃん
彼女は、"ロッタちゃん"が好きだった。
ロッタちゃんは、『長くつ下のピッピ』などで知られるスウェーデンの児童文学作家、アストリッド=リンドグレーンが生んだ、やんちゃでおちゃめな女の子です。
(偕成社のウェブマガジン Kaisei webより)
(Pinterest より)
出会ったのは、中学生の時。
きっと、天真爛漫でやさしくて嘘がつけなくて勇敢な、まさに映画の中のロッタちゃんみたいなところを好きになった。
彼女は高校を卒業してすぐに働き出した。
空港から、事務職から、地方の旅館から、自営業から、幅広く色々な働き方を模索して。
そして、いつの間にか一児の母になった。
一つ一つの節目を迎えるたびに、彼女は自分の言葉で、前向きにキラキラと目を輝かせて、話を聞かせてくれる。
それはどれも本当に刺激的で、自分にはできない経験を体験したような気持ちになれる。
彼女から勇気と自信をもらって、"大人に言われたからじゃなくて、自分がやりたいことやろう"と挑戦できたことは数え切れないくらいある。
わたしの人生を創ってきた一人であり、新しい道を切り開いてしまうほど魅力的な女性。
今日は、そんな彼女の誕生日。
同級生の"先駆者"らしさを感じるのは、4月生まれゆえなのかもしれない。
これからもずっと一緒に歳を重ねて、お互いの経験を分け合えるような友達でいたいと思う。
生まれてきてくれて、出会ってくれて、心からの気持ちを伝えさせてくれて、いつもありがとう。
誕生日おめでとう、また素敵な1年を。
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