ヨシタケシンスケさんモデルの手帳を買った
そごう横浜の「ヨシタケシンスケ展かもしれない」に行ってきた。
ヨシタケシンスケさんとは独特な視点を持ち味に絵本作家として活躍してらっしゃる方(と認識している……)である。
どんな展覧会なのだろう……とワクワクして見に行ったら、そこに飾られていたすさまじいメモの量(と、メモに書/描かれた字や絵の小ささ)に圧倒された。その積み重ねに感動したからか、ミュージアムショップで、ヨシタケシンスケさんが使っている手帳を再現したという革の手帳を買っていた。
ヨシタケシンスケさんお手製の革手帳を日本の職人が再現しました! とのことだが、こんな気軽にヨシタケシンスケさん気分が味わえるなんて、なんともありがたい手帳である。革におしてある焼き印も、ヨシタケシンスケさんから借りたとか書いてあったように思うが、そんなことがあるのか。
ちなみに革の手帳はいわゆるミニ6サイズだが、軽量を目指したピッタリピタピタな感じではなく、縦横に余裕のある印象を受けた。リング径も大きめだ。
基本的にはできるだけモノを増やしたくないスタンスで生きてはいるのだが、文房具と本はなぜか増える。ときめいてしまったのだからしかたない。
ヨシタケシンスケさんは、この手帳にメモを書き、必要に応じてバインダーにファイリングしているようだが、私の使い方は異なる。
そもそも、最近はリング式ノートのロルバーンダイアリーM(持ち運びが楽×ペンが入る太いリング径)を愛用しており、メモをするものは必要ない。
とはいえ一応、用途についてはなんとなく頭にあった。ロルバーンダイアリーMは小さいので、思いついたことやら何やらを書き留めていると、私の場合、一ヶ月ちょいで使い切ってしまう(基本的には片面筆記だが、ケチって両面にすることもある)。
ロルバーンダイアリーを含めた手帳の運用についてはこちらのnoteに記しているので、よろしければ参照されたい。
仕事については仕事用の手帳に書き写してメモを廃棄したり、一部の大切なことは次のロルバーンダイアリーにも転記するが、手元に置いておきたいけど転記するほどでもない……と感じるものは、ミシン目でちぎって、ダイアリーの後ろについているビニールポケットに入れて移行していた。
ものは試しで、それらに6つ穴をあけて、新しく購入した手帳にファイリングしてみる。
(ちょっと位置を調整する必要はあるけど)ピッタリやんけ……!
ロルバーンMの紙は、いわゆるミニ6リフィルよりは縦も横も大きい。それがこの手帳には、なんともちょうどよいのだ。
メモというのは、ノートの中で文脈ができてしまう気がする。それを移し替えることにより、順序が変わって色々と浮かぶものがある。
何か浮かぶと、また書いてみたくなる。幸い、他にもシステム手帳のミニ6を持っているので、そちらのリフィルを使ってメモを書き写してみた。
書き写したら、前のメモは廃棄する。もったいない気もするが、リング径とスペースは有限なのだ。制約があるからこそ、生まれるものもある……気がする。負け惜しみかもしれない。ヨシタケシンスケさんにあやかって、この手帳にメモをためていき、何かおもしろいことをするきっかけにしたいものである。
それにしても、ヨシタケシンスケ展に携わるみなさんが、すてきなグッズをご用意くださったことにはもう、感謝しかない。ありがとうございました。