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心のコップを上に向ける。
小学校のころ「明るく、素直に、元気に」なんて標語がありました。子供の時は特に意味もわからずにいましたが、素直でない僕は強要されるのが嫌いなので、あまり好きではありませんでした。
なんで明るく素直に元気になのさ?先生の言うことを聞かせるための口実だろ、そう思っていました。小学生からやさぐれております。
この言葉だけを聞くと、それに越したことはないとは思いますが、大人になってから改めて考えてみると、大切なことが抜けているように思います。
何のための「明るく、素直に、元気に」なのか?
社会に出てからは、こんな明るく素直に元気な大人はそうそう見かけません。むしろ、暗くて元気がない。
大人になれば、現実の厳しさ、生活の大変さ、抱える責任も大きくなるので、そんなことは言っていられなくなります。
ですが、暗くて元気がないことによるデメリットがあります。それは、人生を切り拓くパワーが小さくなるということ、切り拓くために何かを学ぼうとしても、否定的に考えてしまうので、学びが自分のものにならないんです。
人生前向きになんてことを言いたいわけではありません。それはかえってストレスになります。ですので、特定の一部分だけを前向きにするスキルが必要になります。
目的を持った「明るく、素直に、元気に」
抜け落ちている大切なこと。それは、何のために「明るく、素直に、元気に」いる必要があるのかということです。
そう、目的が抜けているんです。
もし、あなたが人間関係を円滑にしたいなら、明るく元気にいるメリットがあります。人間関係が円滑だと仕事もうまく周ります。
もし、新しいことを学ぶ時は、素直に聞けたほうが新しいことを吸収しやすくなります。変わらない大切さもありますが、「自分は今までこのやり方だったからやり方を変えられない」は、損をする場合もあります。
この「明るく、素直に、元気に」は、メリットがあります。言い換えると、心のコップを上に向けるということです。
心のコップを上に向ける。
僕は不機嫌な人が苦手です。不機嫌な人とは、基本付き合いません。心のコップが下を向いてしまっているので、想像性がなく、話をしても「でも…でも」と話が入っていかないからです。
自分のことにしても、心のコップが上を向いているか、下を向いているかで、仕事のパフォーマンスも、人間関係も、差がでてきます。
僕は、なるべく物事を円滑に進めたいし、僕自身も楽しくいたいので、心のコップが上に向いているかを確認するようにしています。
理由は単純で、その方が100倍楽だからです。
心のコップを上に向けるメリットについて話をしてきましたが、もし上を向けないという場合は、思い出して欲しいことがあります。
誰にでも心のコップが100%上を向いている時がありんです。
それは、自分の好きなことに熱中している時です。この時は誰もが素直に純粋に戻っている時です。
何かモノを作る、楽器の練習、絵を描く、、文章を書く、映画を見る、など何でもそうです。
人生を楽しくするコツは、こんなアートな部分を自分の中に持つことなのだと思います。
こんな部分を自分の中に持っていると、その感覚が広がっていって、ムリなく気持ちも前向きになって、切り拓いていけます。
一度きりの人生楽しんでいきたいですよね。
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