金属は外部から力を加えると結晶がズレて硬くなっていきます。 ハンマーで叩いたり、曲げたりする加工が一般的ですね。 これを加工硬化と言います。 この硬化した状態から、なまし作業をすることで結晶のズレが 元に戻り、柔らかくなりますので なまして、加工して、なまして、加工してといった感じで 形を成形していく流れになります。 では、なまし方の説明をしていきます。 バーナーであれば、ブローパイプバーナーでも酸素バーナーでも カセットコンロで使われるガスボンベに火口を付けるタイプのバー
ロウ付けロウ付けは毛細管現象を利用してロウを隙間に流し込む作業の事です。 基本的にロウ付けする隙間は0.01mm~0.05mm程度です。 光に透かして確認すると見やすいですが、 全く隙間が無いように見えるのがベストです。 ロウ付けする周りにフラックスを少し塗ります。 隙間に染み込ませるイメージです。 フラックスを塗る理由ですが、金属は熱が加わると酸化して ロウが流れなくなるのでそれを防止する為です。 ロウも出来るだけ小さくして隙間の上に置いてバーナーで 温めていきます。
制作手順今回は幅2.5mm、サイズ10号の平打ちリングを作ります。 チューブワックスの真円の薄いタイプを使用します。 ●必要な幅にけがいて印を付けます。 その印を目安に糸鋸で切り落とします。 ●糸鋸で切り落とした面をやすりで綺麗に均しながら幅を調整します。 ●10号になるように、リーマーで削りサイズ調整をします。 ●厚みを調整する為、カニコンパスで側面に印を付けます。 ●けがいて印を付けた所に沿って要らない部分を綺麗に削り落とします。 ●紙やすりを使い、棒やすりの
鍛造での指輪の基本的な作り方