読書感想文という名だけの独り言
こんにちは。銀猫と申します。
先日積んでるライトノベルを処分した瞬間にまたラノベを購入してしまい、何をしてるんだろう…と1人黄昏てます。
何回かコレを繰り返してて同じラノベが家にあった…なんてこともしばしば………本当に何をしているんでしょうね?
そんな学習能力皆無のアホ1人は置いておいて…
今回、読了した書籍は「明日の罪人と無人島の教室 2」(ISBN 978-4-04-914626-4)。電撃文庫から出ている周藤蓮先生による3つ目のシリーズ物の第2巻になります。
*一応までに補足を、書名の後ろに書かれた数字の羅列はISBNコードと呼ばれる国際規定コードの一種です。数字で管理されているがために簡単にどの書籍かわかるようになっているようです。書籍を注文する際に事前に調べておくと時短になるのでなかなかに便利です。書名だけだと複数の出版社で同名の書籍がある…なんてこともありますからね(大体は13ケタか10ケタ)。
シリーズの内容としては「技術により未来が測定できるようになった世界。義務化された未来の測定において『将来必ず罪を犯す』と測定され『明日の罪人』として鉄槍島に集められた12人少年少女たち。1年間の学校生活を経て自身の将来の罪の潔白を証明しなければならない。」…長くなりましたね。
シリーズの内容が長かったので第2巻の内容を一言で言い表すなら『脱出』と言ったところでしょうか。自分で考えた言葉でありながら何か物足りないのは何故でしょうね?
自分自身、著者である周藤蓮先生のファンでして新刊が出るたびに購入しています。
デビュー作の「賭博師は祈らない」から惚れ込んで定期的に読み直してる程なのでnoteに書くならコレで!と決めてました。
やはり普段は流れに任せてフラフラしてるけど決める時にはキッチリ決める主人公像がかっこいいんですよね。
さて、以下から感想ですがネタバレ前提なのである程度行間空けておきます。読んでみたい方は是非購入してみてください。自分はネタバレなしで紹介できるほど言葉選びできません。
まず書きたいのはやはり主人公である湯治君の異常性と生い立ちが明かされたのが印象的でした。12人の『明日の罪人』たちは性格や生い立ち、体質等様々な異常性がありましたが湯治君の異常性は他の子達と比べられないぐらいヤバイのでは…?
後、湯治君に関しては罪状の詳細もわかりましたね。「自身を殺す『殺人罪』」とは。読んでから腑に落ちた部分もいくつかありますが、難しい命題ですね「自殺の罪はどこにあるのか?」というものは。
次は『特別背任罪』の綾巻君。生い立ち含めてどのように罪を犯すのか知れたのはいいですがまさか被蘇生者とは(この言い方が正しいかはさておき)。蘇生というよりも動かなくなった機械の部品を交換して無理やり動かした、みたいにも見えましたが。家族を思って命を断つほど心優しい少年が持つ「怒り」。相当なものでしょうね。
「神輿はなくなっても、担ぎ手はいなくならない。」
何気ない言葉が何故か心に残ります。
次は『器物損壊罪』の七三ちゃん。綾巻君とはまた違った方法で脱出方法を考えたり、特別授業を解決したりと1巻とはまた別の方向で大活躍でした。これが恋のなせる技ってなるとラノベっぽくていいですね。頑張れ。逆に『騒乱罪』となったカナちゃんは対照的に何もしてなかったですね。相変わらず暴走してましたが。
次は湯治君との会話が気になった幕貝君。自身の罪状を知って何故そうなるのかも理解してなお、「俺はそれを悪とみなすつもりはない。」と言い切ったところが気になりますね。あれほどルールに殉じていた彼が…と思いますが『重婚罪』の未優ちゃんの「全ての殿方を愛します」宣言の意図も含めて後々気にしていきたいですね。
最後に個人的な楽しみなのが灰ちゃんのわかりそうでわからない例えシリーズ。今回も絶好調でした。罪状がまだわからないのもあり1番『明日の罪人』っぽくない彼女ですが今後の活躍?にも期待です。まだ12個の罪状のうち2つほど判明してないですからね。
次巻を楽しみに待ちながら今回はここまでで、では。(次回はラブコメを書きたいな、と。ただ候補が5、6冊あってどれにしようかな……)