へそーアーカイブ01 赴任準備編

 私は、へその人。此度は何かと話題のアプリゲーム『ブルーアーカイブ』をプレイしていこうと思います。
 ただ、単純にプレイするのもなんだか味気ないと私の内なるおへそが囁くので、ちょいとした縛りを設けてプレイしていきます。

 一言で言えば、「へそ生徒縛り」。
 字面のままの縛り条件、特段の解説は必須ではないと思いますが、世の中には脳におへそを啓いていない人もいるかと思いますので、念のためルールを明記しておきたいと思います。

ルール① おへそを見せたことのある生徒のみ使用可能

 ここで言う「おへそを見せたことがある」とは、より正確に記すなら「公式の媒体において、おへそが目に見える形で描写されたことがある」となります。標準の立ち絵はもちろん、イベント等での一枚絵や公式PV、監修済みのフィギュアなど、とにかく「ブルーアーカイブの公式ないし運営が何かしら一枚噛んでいる表現物で」「肉眼でおへそだと理解できる描写」が行われたことのある生徒のみ、編成に組み込むことができるものとします。
 どのようにおへそが見えているかは問いません。おへそがそこにある、と肉眼で確認できるならそれで可とします。
 おへそがまるっと見えているのはもちろん、おへその一部分だけがチラリと見えているのでもOK。レオタードやタイツ越しであっても、おへその皺や窪みが見て取れるなら合格です。最後の例は異議を唱える人もいるかもしれませんが、まぁアレです、皮被りでもズルムケでもち□こはち○こです。そういうことです。
 なお、上の条件のひとつでも当てはまるのなら、その生徒はバリエーション違いを含めすべて使用可能とします。通常版ではおへそが出ていないけれど水着版では出ている場合、水着版はもちろん通常版もOKとします。私はへその人、おへそを表すあらゆる表現に無限の敬意を払うもの。僅かなりともおへそとの縁が公式に認められている生徒なら、私が認知しないわけにはいきません。
 これに加えてもう一つ、次の条件を満たす生徒も認可するものとします。

ルール② 自然な成り行きの範囲内でおへそが見えると期待できる生徒も使用可能

 詳述しますと、たとえおへそを直接観測できる表現が見つけられないとしても、衣装のデザインや普段の立ち振る舞いから「いずれ何かしらの形でおへそがチラリと見える、という蓋然性が高い」と判断できる生徒もまた、編成していいものとします。
 例として上着の裾が極端に短く、ただ直立しているだけでも脇腹が目視できるような服装を想像してください。跳んだり倒れたりするだけでおへそが見えたとしても、そこまで不自然だとは思わないでしょう。同様に何かと理由をつけてシャツのボタンを外したがるような生徒であれば、たとえ立ち絵やスチルでおへそが描かれることがないとしてもおへそが露わになってしまう事態も、十分に考えられるでしょう。
 私はへその人、おへそが見える可能性を慈しみ育む者。夜空が雲で閉ざされていても月はそこにあるように、いま眼で捉えられないからといっておへそを目視できる素晴らしき未来を看過できるはずがありません。
 ただし、このルールの線引きはかなり曖昧なことになると、予め宣言しておきます。「先生が更衣室に押し入ったなら理論上はどんな生徒だろうとおへそを拝める」「先生が生徒をホテルや自室に連れ込んで素っ裸にひん剥けばおへそを晒させられる」……このような極端で強引なシチュエーションでもってルール②を満たそうなど言語道断、ですがではどのようなシチュエーションなら良しとするか、一定の基準を設けるのは困難と言う他ありません。
 「自然な成り行き」、その範囲の曖昧さはなるべく濫用しないよう、重々気をつけます。そのためにも次のルールを設定します。

ルール③ 各戦闘において、出撃する生徒の半数以上はルール①を満たしていなければならない

 いくら私が「公式には描かれていないだけで、それほど無理矢理な想定をしていなくても、この生徒のおへそは目視できるはず」と強弁したところで、「でも公式には描かれてないだろう」と言われれば返す言葉もありません。私はへその人、おへそとの縁や距離感への尊重も忘れない者。何かしら公式の目が行き届いている表現物でおへそが描かれたことのある生徒と、過去いかなる場面でもおへそを直接的には描いていない生徒に、ユーザーには伺い知れない線引きがあったとしたら? 単なる偶然ではなく明確な意図をもって「この子のおへそはハッキリとは描かない」と決めているのだとしたら? エゴと独断でもってその線引きを踏み躙ることを、私は是としません。
 従って、此度のへそ縛りプレイにおいても、「おへそと縁があると公式に認められている生徒」と「おへそと縁があると公式に認められたことがない生徒」の区分けを徒に乱すことのないように、おへそが明確に描かれたことのある生徒を可能な限り優先的に採用・編成していきます。理想は全員がルール①を満たす生徒、けれどそれが困難だとしてもルール②のみを根拠として出撃する生徒が過半にはならないよう注意します。それが私の、へその人の、エゴとケジメの落とし所となります。

 と、まぁルール説明はこれくらいにしてゲームを始めていきましょう。ちなみに私はこの縛りを思いついた段階で、ブルーアーカイブのゲームを遊んだことがありません。なんだったらどういうゲームかもあんまりよく知りません。尻がデカくて乳の長い女がやたら出てくる、あと何かとシナリオがいろいろな意味で話題になる、というくらいの受動喫煙知識しかありません。今回のおへそ縛りでどれくらいの制約や不自由が生じるかも、当然、まったく分かってません。なんとも見事にないない尽くし、果たしてまともにプレイできるかも未知数ですが……まぁまぁまぁなんとかなるでしょう。

 おへそを崇めよ。それでだいたいなんとかなります。なんとかします。それが私、へその人です。

始める前の下準備

 普段の私ならいわゆるリセマラの類いはまずもってやらないんですが、今回ばかりは多少なりともやらないと詰みかねません。

 というわけでまぁだいぶ頑張りました。回数は数えてませんが、一日の片手間作業でなんとかなったので、そこそこ早く済んだ方じゃあないっスかね。
 かくして私の初期メンバーがどうなったかは……次の記事にて触れるとしましょう。

 ところで君は編成できないのかね。もう少し頑張ればおへそが拝めそうなのだが。無理か。そうか。もったいない……

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